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大学ニュース(平成30年度)

海上保安政策プログラム近況報告

新しい年の始まり

 海上保安政策プログラムが昨年の10月に始まってから、早四ヶ月が経ちました。以来、同級生の皆は日本において様々な経験をすると共に(恐らく)楽しんでいるものと思います。しかし、新しい経験をすることは彼等だけのものではありません。自分とは異なる視点を有する友人達と語り合うことは、私の本プログラムでの生活を非常に有意義なものにしてくれています。私にとっては、異なる考え方や感じ方を知ることが、新しい経験となっています。それは、毎日の大学院における生活において様々な問題について意見を交換するときは当然ではありますが、日常生活において私達日本人が当然と思っている話題となった時はとても興味をそそられます。今回はせっかくの機会ですので、いくつかの例を紹介させて頂きつつ本プログラムでの生活の一面を共有できれば思います。
 最初の例は「季節」についてです。私達日本人にとって、春夏秋冬といった四季があることは自然なことですが、私の同級生にとっては冬が最も興味深い季節の様です。ある夜、私達が寮の自室で雑談していると、突然同級生の何人かが上着も着ずにベランダへ出ました。私は驚くと共にすぐに上着を着るように言いましたが、その時彼等は満面の笑みを浮かべながら「日本の冬の寒さを味わいたいんだ」と言いました。物事に対して楽しんで取り組めるかどうかはひとえにその物事をどの様に捉えるか次第だという事を再認識させてくれました。
 二つ目の例は「静電気」です。これも日本人にとっては一般的な事でしょう。しかし、これも今まで一度も経験したことのない人にとっては、静電気のもたらした第一印象は小さくなかった様です。特に、多少の痛みを伴うものであるということもありますが、彼等の悪戦苦闘する姿を見るのはとても面白かったです。しかし彼等はその未知の痛みの原因を何とかしようとするのと同時に、知的好奇心も大いに刺激された様で、静電気の発生のメカニズムにとても興味を持った様でした。この一件は私に、人は、新しい状況をただ受け入れる者と、その状況を理解しようとする者に分けられるという事を再認識させてくれました。私達にとって新しい環境にただ加わり、その既存の習慣を踏襲することは楽な事かもしれませんが、もし本当に状況をより良いものとしたいと考えるのであれば、好奇心を決して忘れるべきではないのでしょう。
 繰り返しになりますが、異なる考え方、文化、及び習慣を有する友人と時間を共有することは、私の本プログラムにおける生活を非常に有意義なものとしてくれています。私はこの与えられた環境に感謝すると共に、残りの期間も生涯の友人と楽しみたいと思います。今月、私達は最初の学期を終えることが出来ました。もちろん、まだまだ先は長いですが、同級生皆が一緒に本プログラムを修了する事を楽しみにしています。
 最後になりますが、4期生を代表して本プログラムの運営にご尽力いただいている皆様に感謝の気持ちをお伝えして終わりの言葉とさせて頂きます。
 (文責:奥村 太)


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