本科1学年が小型船舶実習を実施しました!

2024年1月15日

令和5年12月11日(月)、12日(火)、15日(金)に本科1学年が小型船舶実習を実施しました。この実習は、沿岸域で小型船舶の操船が可能となる二級小型船舶操縦士の免許を取得することや、海上保安業務に必要となる高度なシーマンシップを習得することを目的としており、学生が担当教官と共に小型船舶に乗り組み、「発進」「停止」「旋回」等の基本操船技術や「落水者救助」「避航操船」「着岸、離岸」等の応用操船技術の修得に努めました。

本実習の実施にあたり、質の高い教育を行うため、海上保安学校小型船舶操縦教官室と連携を取り、教育方法の検討や実習マニュアルの改正を行いました。今後も質の高い教育を実施するため、様々な部署と連携をとり、海上保安庁が一体となって、現場で活躍できる幹部海上保安官の育成に努めていきます。

【実習を行った学生のコメント】

今回の小型船舶実習では、人生で初めて船の操船を行いました。自動車すら運転したことがない私にとって、小型船舶を操船することに大きな不安がありました。実際に操船を行ってみると、船が風や潮流等の影響を受けて、自分がイメージする通りに動かないことや、プロペラの位置を常に気にかけておかねければならないことなど、難しく感じる場面が多くありました。失敗を繰り返しながらではありましたが、自分の成長を感じる機会も多くあり、充実した実習となりました。特に、岸壁への着岸がうまくいったときには、大きな喜びがありました。小型船舶の操船に関する知識・技術は現場で活動する際に重要な物だと思うので、本実習で得た経験を大切に、恵まれた環境を積極的に活用することで技術を磨き、現場で即戦力となれるように精進していきます。

(本科1学年 高橋 穂香)

 

本実習は私にとって初めて、自らの判断で、船を動かす機会となりました。海上を進む船は陸上を走る自動車とは大きく異なり、風浪や潮流の影響や他船との関係等、様々な点に注意しなければなりません。本実習での操船を通じて、そんな海の特性を肌で感じることができました。また、座学で学んだことや教官から教えて頂いたことを実体験として身に沁み込ませる機会となりました。操船技術の熟達はもちろん、船乗りとしての心構えを身に着け、将来の糧としていきたいと思います。

(本科1学年 谷田 暉斗)

 

実習中の様子はこちら

着岸訓練の様子①
着岸訓練の様子②
着岸訓練後、教官からのアドバイスを聞く様子
小型船内で教官からのアドバイスを聞く様子

 

学生が使用しているマニュアルの一部はこちら

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