～令和5年4月から6月振り返り～
2023年9月1日
令和5年度海上保安大学校入学式・入校式を挙行
令和5年4月12日（水）、桜が咲く季節、広島県呉市にある海上保安大学校で、白石昌己 海上保安監の列席に加え、呉市副市長様等、多数のご来賓の皆様をお迎えし、本科第73期学生51名（うち女性13名）、初任科第3期研修生（初任科Ⅰ課程）26名（うち女性2名）の入学式、特修科第69期研修生78名（うち女性5名）の入校式を挙行しました。
初々しかった新入生も入学してからもう半年が経とうとしています。慣れない寮生活や訓練に時には戸惑いを見せていましたが、同期と切磋琢磨し、日々成長しています。
米国コーストガードアカデミーとの協力に関する文書を締結
現地時間、令和5年4月21日（金）＜日本時間4月22日（土）＞、US Coast Guard Academy と 海上保安大学校が協力文書を締結しました。この文書は、両校がこれまで行ってきた学術と教育訓練に係る交流をさらに拡充して関係を強化し、日米双方の海上保安機関の大学校教育を一層充実させることが目的であり、これを機に、学術交流や共同研究、相互留学制度の構築に向けて具体的な調整を開始しました。
署名式は、ウィリアム・ケリー 米国コーストガードアカデミー学長と 江口満 海上保安大学校長の出席により約90年の歴史を誇るハミルトン・ホールにおいて和やかな雰囲気の中で行われ、その後、ケリー学長と江口大学校長による巡閲とともに栄誉礼が行われました。
本科第1学年学生・初任科研修生が端艇巡航を実施
本科第1学年学生と初任科研修生が初めての端艇巡航を行いました。
本科は5月23日から24日、初任科は5月30日から31日の一泊二日で、広島県呉市にある海上保安大学校を出港し、宮島包ヶ浦までの往復30.5海里（約56.5km）を端艇（カッター）で巡航しました。夜は宮島包ヶ浦キャンプ場に野営し、同期みんなでご飯を作り絆を深めました。
初めての端艇巡航に大学校に帰港した際は疲労も見えましたが、同期と共に乗り越えられてとてもいい経験になりました、と笑顔で答えていました。
男女カッター部が全日本カッター競技大会に出場
令和5年5月28日（日）、海上保安大学校の男女カッター部が、神奈川県横須賀市にて行われた全日本カッター競技大会に出場しました。
女子は優勝（2勝0敗）、男子は惜しくも防衛大学校に敗れ準優勝（わずか4秒差でした・・・）の結果となり、好成績を残すことができました。大会には海上保安大学校應援團をはじめとする有志の学生や教官、本庁や第三管区職員、海上保安庁OBの方々なども現地にかけ付けエールを送っていただきました。
＜部員コメント＞
『日ごろの練習の成果がでて本当にうれしい、応援ありがとうございました（女子学生）』、『防大に惜敗だったのは悔しいが準優勝できたのもチームのみんな、そして今日も駆けつけてくれた同期や先輩後輩の応援のおかげ。来年は絶対優勝します！（男子学生）』
海上保安大学校学生祭「海神祭」開催
令和5年6月3,4日（土・日）に海上保安大学校学生祭「海神祭」を開催しました。アフターコロナとなって初の入場制限なしでの開催となり、約4,000人の方々にご来場いただきました。
2日間にわたり、ステージ企画（保大ドルやミュージカル、バンド）や潜水実演、救難実演、洋上クルージング、各種出店等盛りだくさんのイベントを開催しました。1日目の夜には毎年恒例の花火も上がり、少し早い夏の始まりを告げました。
令和5年度潜水技術課程1回目 海での訓練を実施
潜水士（海猿）を目指し、夢を叶えるため全国から選考会を突破し、潜水研修に臨んでいた研修生達は、約1か月間のプールでの訓練を乗り越え、海での訓練を実施しました。
海での訓練では、プール実習を通じて習得した知識・技能を発揮し、より現場を想定した訓練に取り組みます。
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