第68期 第13号 ホノルル入港

2022年6月10日

日時

 令和4年5月31日(火)~6月10日(金)

場所  ホノルル
天候  ー

現地時間5月31日(火)、私たちは現地の日系人の方から温かい歓迎を受け、ハワイ・ホノルルに入港しました。入港時は天候に恵まれ、ホノルルの景色を一望できました。ホノルル滞在中は、ホノルル領事館・青木総領事の業務講話のほか、治安状況説明、アリゾナ記念館等の施設見学が行われました。

昨年度は入港したものの上陸できませんでしたが、今年度は上陸することができました。サンフランシスコに引き続き、外国の文化、戦争の歴史に触れ、国際感覚をより一層高めました。休養日は、ワイキキビーチなど様々な観光地へ赴き、ホノルルを満喫しました。

実習生のコメント

ホノルル入港時は天気も良く、船橋ではダイヤモンドヘッドやワイキキビーチを一望することができました。また、海水浴、サーフィン、ウィンドサーフィンなどのマリンレジャーをしている人が非常に多く、さすが南国ハワイだと感じるとともに、翌日に控えていた休養日が待ち遠しくもなりました。

入港後は領事館の方からハワイの歴史や日本からの移民の歴史について教えていただき、ハワイと日本の関係性について理解を深めることができました。また、現地の日系人の方からビデオレターもいただき、日本から遠く離れたこの地で、こんなにも私たちのことを応援してくれている人がいるということに感動し、これからの実習の励みになりました。

寄港地も残すところシンガポールのみとなりましたが、さらに自分の国際感覚を磨いて、世界で活躍できる海上保安官になれるよう、日々の実習に励んでまいります。

(航海科 新立 陸斗)

現地の方に敬礼する実習生
現地の方に敬礼する実習生

ホノルルに入港した午後、私達が訪れたのはミズーリ記念館とアリゾナ記念館でした。ミズーリ記念館では、現地ガイドの説明と共に日本が降伏した際の調印書や歴史を写した写真等を見て、アメリカ側の視点に立って、第二次世界大戦がどのような戦争であったかを知ることができました。また、アリゾナ記念館では、献花、黙祷を行いました。沈没したアリゾナの船体からは、「アリゾナの涙」と呼ばれる燃料油が真珠湾攻撃から77年たった今でも少しずつ漏れ出しており、非常に印象的でした。私は長崎で幼少期を過ごし、現在は広島に住んでおります。今まで日本の視点から平和とは何かを学ぶことは多かったですが、初めてアメリカの視点に立って第二次世界大戦の凄惨さを改めて学ぶことができました。平和について考える上で、今回の経験は大事になると思います。

(機関科 関根渉平)

戦艦ミズーリの説明を受ける実習生
戦艦ミズーリの説明を受ける実習生

ホノルル入港日の翌日、私たちは2日間の休養日を過ごしました。約1週間ぶりの休日を存分に楽しむため、実習生は朝早くからホノルルの町に繰り出しました。やはりホノルルと聞いて思いつくのはワイキキビーチとダイヤモンドヘッドです。船内ではあまり運動をすることができないため、多くの実習生が海や山に行き、体を動かして観光を楽しんでいました。私も同期と山に登り、ホノルルの雄大な自然を肌で感じた後、海に行き、ホノルルを満喫することで、心身ともにリフレッシュすることができました。また、ホノルルは有名な観光地ということもあって様々な国の方が観光に来られており、その方々と会話することで国際感覚を涵養することもできたと感じます。この貴重な経験を大切にし、今後も乗船実習に励んでいきたいと思います。

(機関科 池田次朗)

休養日を満喫する実習生
休養日を満喫する実習生

ホノルルでの休養日が終わった2日後の6月4日、在ホノルル総領事がこじまに来られ、業務講話をしていただきました。その講話で話されていた捕鯨問題、国際緊急援助隊、尖閣諸島関係などのお話から、変化していく国際情勢の中での外務省と海上保安庁の協力、またアメリカと日本の連携の大切さについて強く実感しました。業務の形についても、時代と共に変化しており、それに適応させていくことの重要性を学びました。現場に出た際に様々な変化に柔軟に対応できるよう、多角的な考え方を持つと共に、残りの実習期間もこのような貴重な機会を大切にし、この実習でしか得られないような学びを得て日本に帰りたいです。

(航海科 神井実結)

青木総領事に質問する実習生
青木総領事に質問する実習生

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