第8号 鹿児島出港~舞鶴・金沢・別府入港

2021年6月4日

日時 令和3年5月9日(日曜日)~5月16日(日曜日)
場所 舞鶴、金沢、別府
天候

鹿児島を出港した私たちは、日本海を北上し、舞鶴において海上保安学校を見学後、金沢港に入港しました。その後南へ針路を向け、関門海峡を通航し、別府港へ入港しました。

舞鶴では学校長及び第八管区海上保安本部長からの業務講話を拝聴したほか、海上保安学校を初めて見学しました。

金沢では、金沢海上保安部長からの業務講話を拝聴し、別府では、潜水指定船「やまくに」の船内見学や潜水資器材の説明など、救難業務に関する見聞を広めたほか、鹿児島に続き休養もとることができました。

実習生のコメント

私たち67期生にとって、初の舞鶴入港となりました。入港時の登舷礼では、学校長をはじめ多くの教職員の方々や、現役の学生から出迎えをしていただきました。その際、将来同じ海上保安官として働くこととなる多くの学生を目の前にして、初級幹部という責任の重さに身の引き締まる思いを感じました。

学校見学では、海上保安官の過半数が勉学に励む学び舎、寝食を共にする寮を見学でき、海上保安官の増員に伴う施設の拡充を実感しました。

舞鶴の地で感じた一抹の不安を払拭し、初級幹部としての素養を身に付けられるよう、今後も努力する所存です。

(機関科 逸見 義輝)

 

旬を迎えたサヨリやアオリイカの漁に勤しむ漁船群を抜け、金沢港へ入港しました。当日は天候も良く、昨年改装された新しい金沢港のバースを前に、自然と私たちの胸も高鳴りました。短い時間ではありましたが、金沢の伝統ある街並みや、駅前を散策することができました。また、翌日の出港時刻が早朝であったため、多くの入港待ちの漁船を見ることができ、金沢港及びその周辺海域の特色を肌で感じることができました。

(航海科 神蔵 秀圭)

 

私たちは金沢を出港し、国内航海最後の寄港地である、大分県の別府港へ入港しました。大分は梅雨入り直後で、大雨の中の入港となり、視界が悪く、足元も滑りやすくなり、危険を伴う作業が多くありました。その中でも、自分たちが指揮する立場として注意を促し、機関科では、船の前後進の操作を迅速かつ的確に行い、無事に入港することができました。

次は長期に及ぶ国際航海となりますが、別府の温泉のごとく「温度(熱意)」、「泉質(実習内容)」を目指し、同期と共に乗り越えていきます。

(機関科 小松 佑希)

 

別府停泊中に行われた潜水指定船「やまくに」の見学では、過酷な訓練の様子や潜水支援班の重要性を知ることができました。潜水活動中の警戒を行う潜水支援班は、将来私も経験する可能性があり、その際に重要となる安全管理は、現在こじまで学んでいることが基本となります。現場で事故を未然に防ぐためにも、各寄港地の講話や訓練等で多くのことを学び、経験を積んでいきたいと思います。

(航海科 金尾 真名)

海上保安学校での入港式の様子
海上保安学校での入港式の様子
金沢での業務講話の様子
金沢での業務講話の様子
巡視船やまくにでの船内見学の様子
巡視船やまくにでの船内見学の様子

PAGE TOP