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大学ニュース(平成26年度)

本科1学年1泊2日の端艇とう漕巡航

 海上保安大学校では、とう漕による端艇(カッター)の航海実習を通じて、慣海性及び協調性を涵養するとともに、 端艇とう漕技能の習得及び気力体力の錬成を図ることを目的として、5月28日から1泊2日の日程で、 本科1学年48名(うち女性4名)が、広島県呉市倉橋島を1周する端艇とう漕巡航を行いました。
 とう漕巡航とは、航海用具、食料、寝袋等を端艇に積み込み、櫂を漕ぎながら2日間航海するもので、 5月28日午前8時30分、教官、上級生からたくさんの激励を受ける中、3艇に分乗した1年生達は、 力強く漕ぎ出し大学校を出発しました。 3艇は、音戸瀬戸を経由し、倉橋島南方にある無人島(横島)にて仮泊して夜を明かし、 翌日は早瀬瀬戸を通過し大学校に戻るというコースを航行し、5月29日の午後3時30分頃に最初の艇が、 また午後4時頃には最後の艇が大学校に無事到着しました。
 全航程32.5海里(約60km)の距離を漕ぎきった1学年は皆、充実感と達成感に満ち溢れていました。



学生の感想

本科1学年  岡 昌志

 私自身端艇に乗船することは初めてでしたが、今回の端艇巡航を通じて、同期との協力の必要性や団結することの素晴らしさを学び、 非常に良い経験ができたと思います。この経験を活かし、今後の寮生活や各種訓練に励みたいと思います。

本科1学年  齋藤 大暉

 私が本訓練において難しいと感じたのは、全員を指揮し、息の合った漕ぎをさせる重要な役割に担う「艇指揮」でした。 事前に考えていたイメージ通りにはいかず、右左舷どちら側の櫂をこげば思い通りに動くかを把握することが大切だと痛感しました。 今後は、正確な指示が出せるよう勉強し、早く上達したいと思っております。

本科1学年  新谷 仰

 端艇巡航にでは櫂を円滑に動かすことができなかったり、船酔いをしてしまったりと不安に思うことが多々ありましたが、 同期と協力して訓練を重ねることで、「決して1人では乗り越えられないことでも、同期と助け合うことによって成し遂げられる」ことを学びました。 これからも同期との絆を大切にし、訓練や勉学に臨みたいと思います。

本科1学年 市川 優希

 私は訓練全般を通して、同期の存在、協力することの大切さを改めて実感しました。 カッターについての知識、技術はもちろんのこと、仲間と助け合い、共に成長することの大切さについても実感することができ、 とても有意義な訓練となりました。今回の訓練で学んだことを、今後の寮生活にも活かしていきたいです。

本科1学年  飯田 大生

 私は出港直後に船酔いをしてしまい、これからの行程に不安を感じましたが、カッターを漕いでいるうちに、心身共にほぐれ、 巡航に集中することができ、2日目に帰り着くまで、力を振り絞り、息を合わせて漕ぐ事ができました。 今回の訓練を通して指示を適確に出す能力や、その指示に適確に対応する能力が磨かれたとともに、 お互いをより深く知り結束力を高める事ができたと思っております。

本科1学年  篠原 祐哉

 海や船に関する知識が乏しい私達が、60kmもの長い道のりを漕ぎ切り、巡航を成功させることができたのは漕ぎ手が辛そうなときに交代をしたり、 励ましの言葉をかけたりと同期間で協力し合ったからだと思います。 今回の巡航を通して学んだことを、立派な幹部海上保安官になる為の今後の4年間で生かしたいと思います。

本科1学年  前田 論平

 普段の端艇訓練で漕いでいた本校の全面海域と、今回漕いで行った海域は大きく異なっており、風や航走波が艇に及ぼす影響を、 身を以て感じることが出来ました。 今回の巡航で感じた「シーマンシップ」の大切さを忘れず、学んだ多くのことをこれからの寮生活にも活かしていきたいと思います。

本科1学年  堀部 里奈

 今回の端艇巡航では、同期と協力し合うことで、コミュニケーションの大切さや、海上で過ごすために、潮汐や潮流などを調べたり、 何が必要なのか考えたりして行動することで、海に関する知識を得ることができたと感じています。 海上保安官として必要な知識、技術を少しながら学ぶことができたので、今後の学生生活でも生かしていきたいと思います。