「旅は終わるけれど、思い出は永遠に続く」    海上保安庁練習船こじま乗船航海

2021年9月6日

こじま乗船ツアーは、MSP学生と専攻科研修生との交流を促進するために計画されました。さらに、このツアーにより、MSP学生は日本の船上訓練に関する経験を得ることができました。呉から北海道への航海は、8月3日〜5日(3日間の航海)に予定され、出入港、狭い海峡の航行、主要な訓練・業務の見学、研修生との交流など、さまざまな活動が行われました。航行中には、日本の海岸線に沿った風光明媚な景色を楽しむ機会もありました。また、我々の国の海上保安機関の役割を紹介し、研修生と交流を深めました。

2021年8月2日、こじまに乗船し、各研修生に温かく迎えられました。その後、船長を表敬訪問しました。それから、短いオリエンテーションに参加し、航海中の船内での日常生活について、手配内容と遵守事項の説明を受けました。夕方には、乗船式が行われ、船長と乗組員から正式に迎えられました。

専門的能力に関しては、研修生は、彼らの能力、プロ意識、担当業務への取組みを最高レベルで証明しました。彼らが3日間で実施・参加した多くの業務および訓練を観察しましたが、彼らのパフォーマンスは称賛に値するものです。 海上保安庁の若手士官として、すべての行事が最高レベルの安全性と精度で実施されました。海上保安庁の将来は、責任ある海上保安官として職責を担っていこうとする彼らのような優秀且つ有能な人材の手に委ねられると確信しています。

全航海が、研修生によりうまく手配されており、宿泊施設や食堂において、我々に提供されたすべての設備は非常に満足のいくものでした。何よりも、研修生全員が我々を手厚く、歓迎してくれました。2日目の終わりには、我々の職務に関する見方や考え、将来への期待、沿岸警備隊での生活について彼らと共有する機会を得ました。

こじま船上での4日間の体験は忘れられない人生経験であり、永遠に心に残るでしょう。 研修生による友情、親切、もてなしは、素晴らしく、忘れられないものでした。下船式は、8月5日に北海道の港で船長と乗組員によって行われました。海上保安庁の温かい友人たちを残して船を後にしたときは、MSP6期生全員が感極まる瞬間でした。船を発つ際に見たのは、こじまの右舷側に集まった研修生全員が手を振っている光景でした。最後に、みなさまの今後のご安航を。

(担当;チンタカ・カルパグゲ、スリランカ沿岸警備隊)

(*写真撮影時のみマスクを外しています。)

こじま乗船
こじま乗船
こじま乗船
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