乱流と穏やかな海

2021年8月9日

7月は、MSP6期生にとって非常にワクワクする楽しい月でした。全員が提出日までにリサーチペーパーを完成させることができたので、安堵しました。ここ数ヶ月は、リサーチペーパーの執筆で本当に大変な日々でした。しかし、本研究により得られた知識と経験は、私たちの将来にとって非常に有益なものです。

 リサーチペーパーを提出した後、海上保安大学校では、シミュレーターを使った演習を行いました。東京湾を航行する素晴らしい経験をすることができて幸運でした。演習中に、船長役を担い、大変貴重で、素晴らしい体験ができました。あたかも実際にその船舶に乗っているかのように感じ、東京湾を航行するのに苦労しました。

 7月には、もうひとつ重要な訪問、来島海峡海上交通センター(来島マーチス)の見学がありました。同センターの実施業務が来島海峡の船舶交通安全のために、いかに重要であるかを理解しました。来島マーチスと航行船舶間の通信のやり取りを模擬体験する機会がありました。自国にはそのような専用のセンターや航行可能な海峡がないので、新鮮でした。

 また、我々6期生の国や海上保安機関についての発表を行い、本科学生や初任科研修生たちに、我々の経験を共有する機会にも恵まれました。若い学生や研修生のふるまい、我々の経験から学ぼうとする熱意に非常に感銘を受けました。彼らは大変協力的で、我々の発表やその後の討論において、貴重な質問をしてくれました。彼らには、明るい未来があると確信しています。

 (担当;ランガナ・アスコララ、スリランカ沿岸警備隊)

 (*写真撮影時のみマスクを外しています。)

シュミレーションセンターで演習
シュミレーションセンターで演習
来島海峡海上交通センターにて
来島海峡海上交通センターにて
学生との交流
学生との交流

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