より大きな自由と責任:広島での滞在と研究

2021年5月21日

読むこと、考えること、同僚やアドバイザーの教授との会話、そして書くこと。これらの日常的な活動は、海上保安政策プログラム(以下、MSPと言う。)第6期生にとって、学業期間が進むにつれ、達成目標に挑み、良い習慣を身につけることを真に教えてくれます。その結果、5月は私たち全員にとって、素晴らしく色鮮やかな月となりました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行による健康対策やガイドラインの影響で、他の活動が制限されていますが、国際協力機構(JICA)中国センターと海上保安大学校(JCGA)のおかげで、ここ広島での生活を楽しみながら、プログラムで達成すべきことに集中することができます。

現在、私たちが滞在しているのは、ひろしま国際プラザ(HIP)という宿泊施設です。新緑の風景に囲まれた平和な雰囲気の中で、快適なインターネット接続や、勉強、料理、スポーツ、その他のレクリエーション活動のための部屋やエリアなど、いくつかの設備を体験することができ、留学生にとってまさに天国のような場所です。また、近くのショッピングモールやレストランに行くために、いつも自転車を借りています。授業がある日には、JICA-HIPからJCGA(呉)に行くためのバンが手配されています。JICAのスタッフは皆、親切で、私たちの日常生活の心配事をほとんどすべて解決してくれます。

一方、JCGAのキャンパスは、政策研究大学院大学(GRIPS)に続く私たちの2つ目の学校です。JCGAでは、本を読んだり借りたりできる図書館、MSPクラス専用の居心地の良い教室や自習室、私たちやJCGAの学生が昼食をとる食堂などの施設を利用させていただきましたが、いつも様々なおいしい食事を提供してくれて、とても満足しています。また、JCGAの資料館では、海上保安庁の歴史や変遷を学ぶことができました。JCGAの成果の大半は、JCGAの職員、特に教員チームの絶え間ない努力によってもたらされています。先生方がとても熱心で、私たちが、履修した科目の内容を把握し、学ぶために、常に全力で指導してくださることに感謝しています。

2つの教育機関から得られた絶え間ないサポートに加え、私たちの期がいかにして素晴らしい仲間意識を醸成できているかを、ぜひ共有したいと思います。私たちは、プログラムの課題やグループレポートのおかげで、お互いに尊敬し合い、良い関係を築くことができました。また、食事などもコロナ対策に十分気をつけながら、仲間と一緒に楽しんでいます。日本のゴールデンウィークには、サイクリングなど楽しみました。日本人のクラスメート、ミオさんとタキさんに感謝します。

とはいえ、今月はほろ苦い月でもあります。というのも、素晴らしい出来事とは別に、私たちのポリシーペーパーの提出期限が、すぐそこまで迫ってきているからです。このような厳しい時期には、誰もが自分の弱さを露呈してしまうものですが、前述の関係者のお力添えにより、私たちは自分自身を見つめ直し、学び続け、独力でだけではなく、お互いに支えあって成長していくことを実感しています。もっと読み、考え、同僚やアドバイザーと話し、そしてもっと書く...。

(担当;ジェレミー・M・ペレス、フィリピン海事産業庁)

海上保安大学校での吉岡教官の授業
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海上保安大学校での山地教官の授業
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大和ミュージアム見学
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―MSP6期生は、課外活動で、きずなを深めています。―

サイクリング
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バドミントン
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ビリヤード
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