海上保安大学校創立70周年記念事業

2021年7月2日

当校は本年(2021年)、創立70周年を迎えるにあたり、記念事業の一環として、呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)の企画展に協力しています。

(画像をクリックすると「大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)」の企画展のページが開きます。

展示予定品について

7月末から開催予定の呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)第29回企画展「竣工80年 戦艦「大和」と呉軍港」に協力し、大変稀少となっている海上保安資料館 所蔵の軍機海図「呉港」(昭和7年)及び「呉港付近」(昭和12年)、軍機海図「呉港」(大正14年)の印刷用銅板を出品します。 ※

これらの所蔵品は、これまでの間、海上保安資料館以外での出品展示は一切されていない大変稀少な資料となっています。
当時の呉港の水深や地形、海軍施設の配置など重要事項が把握できる海図で、軍事上の機密として取り扱われていたものです。

紙本の現存が確認できていない「呉港」(大正14年)の銅製原版からの復刻海図や海上保安庁海洋情報部所蔵の普通海図「廣島湾」(明治36年)も併せて展示されますので、どうぞ本企画展にお越しになり、稀少な資料と呉の歴史発見の旅を楽しまれて下さい。

【展示予定】軍機第232号海図「呉港」昭和7年刊行 海上保安大学校所蔵
【展示予定】軍機第232号海図「呉港」昭和7年刊行 海上保安大学校所蔵
海図150周年記念 ロゴマーク

※ 海図とは、船舶乗組員が使用する海の地図。 安全にかつ効率的に航海するために必要な、海岸線の形状や岩礁の位置、海域の水深や底質、航路標識や航海の目標となる山や建物等の著名な物標などを記している。 古くは日本海軍によって作製され、明治4年(1871年)に初めて我が国が単独で海図を刊行してから今年でちょうど150年になる。 現在、海図の作製は海上保安庁が担当している。

呉市海事歴史科学館 第29回企画展 「竣工80年 戦艦「大和」と呉軍港」

会場
大和ミュージアム1階 大和ホール

期間
令和3(2021)年7月31日(土) 〜 令和4(2022)年5月30日(月)

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