第67期 第18号 MSP乗船航海及び函館・青森入港

2021年8月16日

日時 令和3年8月3日(火曜日)~9日(日曜日)
場所 隠岐諸島南方沖、函館港、青森港
天候

遠洋航海もいよいよ終盤を迎え、私たち67期実習生は最後の航海実習に臨みました。本航海の前半(呉―函館)では、各国から参加しているMSP(海上保安政策プログラム)第6期学生7名を迎え、同学生に対し、日本の伝統文化紹介や、各国海上保安機関紹介等を実習生が主体となって行いました。

また、私たちにとって初めての寄港となる函館・青森へも入港することができ、様々な見識を深めることができました。

実習生のコメント

関門海峡通航後、MSP学生に対して、日本の伝統文化である尺八と三味線の演奏や空手の演武の披露、そして応援団からエールを送りました。
これらは大学校時代に同好会等で活動してきたものであり、このような形で披露をする機会があるとは思っていませんでしたが、MSP学生からは大きな歓声や拍手をいただきました。
他国の文化の理解に加え、自国の文化を深く知り、発信することの重要性を改めて感じる機会となりました。

(航海科 小林 大河)

 

MSP学生の方々とは、4日間という非常に短期間の交流となりましたが、海外上陸を果たせなかった私たちにとって、貴重な経験となりました。
流暢な英語を話すことはできませんが、MSP学生の方々にジェスチャーや表情で気持ちを伝えることはでき、笑顔溢れる日々となりました。
また、大学校の先輩である女性海上保安官の方が、MSP学生として乗船されており、様々なお話を伺うことで、現場赴任に関する不安を払拭することができました。

(航海科 仲村 萌加)

 

8月5日(木)に私たちは「百万ドルの夜景」として有名な函館に入港しました。
函館港はイカの水揚量が多く、港にはイカ釣り漁船が多く見受けられました。函館海上保安部の方々には、豊富な水産資源を有する函館の特徴に加え、密漁事案の取締りに関して必要な捜査の手続きや捜査の心構えを、体験談に基づいた講話を頂きました。
私は釣りが趣味であるため、赴任先においても、趣味を通じて取締りに必要なスキルを磨いていきたいと思います。

(機関科 秋山 郁弥)

 

私たちは函館港出港後、津軽海峡を縦断し、今年度の専攻科乗船実習としては最後の寄港地となる青森へ入港しました。
青森港はこれまでの乗船実習は元より個人的にも訪れたことがなかったため、非常に楽しみにしていました。
青森海上保安部長からは、各地域の特性を理解した上で業務に従事する重要性を教えていただきました。
全国各地の赴任先で即戦力となれるように、当庁業務に限らず様々なことに興味を持ち、その特性についても積極的に学んでいきたいと感じました。

(通信科 川崎 晴海)

日本文化紹介を行う実習生
日本文化紹介を行う実習生
文化紹介を見学するMSP研修生
文化紹介を見学するMSP研修生
講話を拝聴する実習生・MSP研修生
講話を拝聴する実習生・MSP研修生
青森港停泊中のこじま
青森港停泊中のこじま

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