第67期 第16号 自主調査・研究発表会

2021年8月11日

日時 令和3年7月19日(月曜日)~21日(水曜日)
場所 呉停泊中
天候

長期間に及んだ国際航海を終え、呉帰港後の7月19日から21日までの間、自主調査・研究発表会が行われました。
本発表会では、4月の乗船実習開始以来、実習生が個人又はグループで調査・研究を行ってきたテーマについて、プレゼンテーションを行いました。
自身の研究内容に加え、同期の発表を受けたことで、さらなる専門的な知識の習得や理解の向上を図ることができました。

実習生のコメント

私は、「天気図と実際の天気の関係性」について研究を行いました。
航海中の天気図は、通信科が入手したものを私たち航海科が読み解き、航海計画の立案に役立てています。
今回の研究では、実習生総員と教官方も協力の上、多くのデータを収集することができ、それらを比較することで、様々な発見がありました。
天気の把握は安全な航海に直結するため、「主任天気予報士」の異名を得るべく、今後も天気図の解析に励みます。

(航海科 石井 稜)

 

私は、広報活動は非常に重要であると考え、若い世代にとって身近なSNSであるTwitterの海上保安庁公式アカウントの運用に焦点をあて、研究を行いました。
研究を進める中で官公庁ならではの課題があるものの、ツイートに少しの工夫を凝らすことでユーザーの興味を引くことができることが分かりました。
現場に出た際には、様々な場面で広報活動を行う機会があると思います。
海上保安庁の知名度向上のためにも、今回の研究で学んだことを活かし、情報発信をしていきたいと思います。

(通信科 籠橋 真由子)

 

私は今回の発表会を通して、限られた時間内で相手に伝える難しさについて、改めて考えさせられました。
聞き手が興味関心を抱き、理解に繋がる発表とするためには、資料のレイアウトや話し方がとても重要です。
事案対応等のひっ迫した状況下で正確に伝える能力、広報で受け手が興味を惹く内容を伝える能力等、様々な場面で「伝える力」は必要とされます。
今後も多くの経験を積み、自己研鑽に励んでいきます。

(機関科 宮井 政晴)

 

各員の発表テーマは、各科の船務に関するものから現場で携わる業務までと様々であり、どれも興味深いものでした。
また、中にはこじま乗組員や実習生に対してアンケートを行った者、本庁や管区本部等から情報収集を行った者もいました。
携帯の電波が届かず、様々な実習や訓練が予定されている中で、計画的な発表準備が必要でしたが、同期仲間の努力の結晶ともいえる発表を、今後の海上保安官人生に役立てていきたいと思います。

(通信科 須佐 仁平)

発表準備を行う実習生(個人)
発表準備を行う実習生(個人)
発表準備を行う実習生(グループ)
発表準備を行う実習生(グループ)
研究成果を発表する実習生
研究成果を発表する実習生
発表に耳を傾ける実習生
発表に耳を傾ける実習生

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