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第66期こじまだより第16号「想定訓練(防水・防火)」

日時 令和2年7月9日(木)、7月22日(水)

場所 呉停泊中・佐伯湾仮泊中



総指揮と船橋当直が情報を集約する様子"
写真1 総指揮と船橋当直が情報を集約する様子

 

船内への海水の浸入を防ぐ様子"

写真2 船内への海水の浸入を防ぐ様子

 

防火服及びライフゼムを装着する様子

写真3 防火服及びライフゼムを装着する様子

要救助者に対してCPRを実施する様子

写真4 要救助者に対してCPRを実施する様子

 

 

 

 

 

専攻科実習生として4月から乗船実習が始まり、早3ヶ月が経ちました。今回、初めて実習生が自ら訓練を企画・立案し、実習生主体で防水・防火の想定訓練が行われました。現場赴任後は、主任として訓練を指揮するのみならず、その計画や調整等も考えていく必要があります。それぞれの役割の中で失敗を恐れず、その失敗から多くのことを学ぶという決意の下、本訓練に臨みました。

 

私は防水部署訓練に、船橋当直配置で参加しました。船橋当直は、付近の入港可能な港の確認や、浸水による傾斜を考慮した操船をはじめ、付近船舶への周知、海上保安本部等の外部との連絡、電報の起案等を行います。
 順序立てた冷静な考えの下で対処できていれば、難しい想定ではありませんでしたが、情報の錯綜や、判断の遅れ等から焦りが生じ、必要のない指示や余計な助言までしてしまいました。
 現場に出た際には主任航海士となります。上級幹部の補助や部下への指示等を行わなければなりません。この訓練で学んだことを生かし、何事にも冷静に対応できるようになりたいと思います。

(航海科 小山 晃登実習生  

 

  

今回の防水部署訓練では、訓練の企画班として参加しました。企画班は、学生の頃の乗船実習には無く、専攻科の乗船実習において初めて経験します。具体的には、訓練が実施される日時に合わせて訓練の内容や、企画班以外の実習生に訓練で学んで欲しいことについて、企画班の実習生全員で話し合い、実施要領を作成しました。特に新型コロナウイルス感染防止対策の一環として、マスクを着用しての訓練となるため、エイドステーションを設置し熱中症対策を施すなど、安全管理の面も考慮しました。
訓練では、前半に巡視船「こじま」の防水設備や機器について、企画班の私達から説明を行いました。後半の想定訓練では、学生居住区等からの海水の浸入量や水位等を実習生に想定として伝え、想定訓練の進行を行いました。さらに、想定訓練中に実習生が使用している資器材や傷病者の搬送について、適切に行われているか、改善点がないか等を企画班として確認・記録しました。
本訓練で企画・立案し訓練を実習生主体で行うことで、今まで訓練を実施する側では気付かなかった点や、訓練を企画・立案する際の注意点について学ぶことができたと思います。今回の訓練で得たものを今後の実習や、現場で生かせるようにしていきたいです。

(航海科 榎本 晃久実習生)  

 

    

  

今回、私は防火部署訓練において、第一防火隊と現場指揮付を担当しました。第一防火隊では、以前行った机上訓練とは異なり、実際に防火服やライフゼムを着用し、消火活動や行方不明者の捜索、要救助者の搬送を行いました。ライフゼムを着用すると、普段の訓練で行っていた消火活動や搬送が非常に行いにくく、使用できる空気の量も限られているため、作業を効率よく短時間で正確に行うことが求められます。
現場指揮付では、火災の状況や各班の活動状況等を把握し、現場指揮に情報共有を行い、今後の方針を決定するうえでの補佐的な対応を行いました。
現場には主任として赴任することになります。上司の補佐や部下を指揮する役割が求められます。残りの訓練も現場に向けて多くのことを学べるよう努力していきたいです。

(航海科 山口 航世実習生)

   

私は、防火部署訓練において、応急班として火災現場から搬送されてきた要救助者の手当等を行いました。要救助者の意識や呼吸の有無、出血や怪我の状態等からどのような処置を講ずる必要があるのかを判断し、適切にかつ素早く手当てを行わなければ、要救助者の症状の悪化や以後の後遺症、最悪の場合、死に至る恐れもあります。今回の経験は、これまでに勉強してきた応急処置に関する知識や、要救助者を励ますための声のかけ方等を訓練の中で実践することができ、将来、潜水士として救難業務に携わりたいと考えている私にとって、非常に有益なものとなりました。
我々は現場赴任後、海難現場や災害対応などで多くの怪我をされた方や、体調の悪い方を励まし、精神的・身体的な支えとなる必要があります。これらの方々が安心して頼れるような海上保安官となれるよう、はつらつとした態度や、元気な笑顔を心掛けて、今後の実習にも励んでいきたいと考えています。

(機関科 坂本 悠輔実習生)





  



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