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第66期こじまだより第12号「転科実習」

日時 令和2年5月22日(金)~5月29日(金)

場所 太平洋



操舵につく機関科実習生"
写真1 操舵につく機関科実習生

 

副直として立直する通信科実習生

写真2 副直として立直する通信科実習生

 

発電機に注油する航海科実習生

写真3 発電機に注油する航海科実習生

気象FAXを確認する機関科実習生

写真4 気象FAXを確認する機関科実習生

 

 

 

 

 

呉を出港してから約2週間が過ぎ、本航海の目的であった日付変更線を通過後反転し、現在針路を日本へ向けて航行しております。復路の一部の期間にあたる5月22日~5月29日の1週間において実習生は、自身の科から離れ、他科の船務に従事する転科実習を行いました。初めて行う他科の船務に戸惑いながらも実習生間で教え合い、他科に関する理解を深めることができました。

 

転科実習では、普段経験することのない他科での船務を通じ、それぞれの科で行っている作業等について深く知ることができました。機関科実習生である私は、機関制御室やエンジンルーム内で作業をすることが多く、航海中にあっては外の景色を見る機会がほとんどありません。その点、航海科の転科実習において操船や見張り等を行い、常に外の景色を見ることができる当直勤務(以下「ワッチ」)に新鮮味を覚えました。また、操舵号令に従い、舵をとることも経験しましたが、波や風の影響を受け船が大きく揺れてしまい、操船の難しさを実感しました。
今回の実習で学んだ航海科からの視点も考慮の上、今後の船務に取組む所存です。

(機関科 才川 正哲 実習生  

 

  

航海科への転科実習では副直(操船指揮)、副直補佐、伝令、見張りの4つの役割すべてを経験することができました。その中でも副直はそのワッチにおける責任者となります。特に避航動作をとる場合は、一瞬の判断ミスが衝突事故につながるため、副直は船舶を安全に運航するにあたり、非常に重要な役割を担います。また、副直以外の役割時には、電報や気象観測の結果を気象庁等へ送信するために、様々な書類の起案を行いました。普段は通信科として電報などを送信する側ですが、自分が送信している情報の収集過程を知ることができ、非常に良い経験となりました。この転科実習において各科の重要性を改めて感じることができました。残りの実習も今まで以上に各科の繋がりを大事に据え、同期と助け合いながら励んで参ります。

(通信科 坂本 樹紀 実習生)  

 

    

  

今回、私は転科実習において、機関科として様々な作業を経験しました。機関科の転科実習で、まず初めに感じたことは、機関室内が非常に暑いということでした。この時期、機関室内は45度を超えており、ワッチ前に行う機器の点検をしただけで、汗が止まらないほどでした。特に、主機周辺は高温となっており、船体動揺がある場合には、普段以上に安全管理を徹底する必要があると感じました。また、この転科実習は主機や発電機、ボイラーなどがどのような仕組みで動いているのか、また、どのように機器の発停を行っているのか等を学ぶ良い機会となりました。今回得られた知識、経験をこれからの海上保安官人生に生かしていきたいと思います。

(航海科 細川 魁 実習生)

   

私は現在、自身の科である機関科を離れ、通信科のワッチに入っています。3学年乗船時から機関科の船務について学んできましたが、自身のワッチ中に他科の同期がどのような作業等を行い、ワッチに従事しているのかについて、理解が不足していました。
転科実習では、普段接する機会の少ない他科の乗組員の方から様々な話を聞くことで、自身の科との繋がりについて深く学ぶことができました。複数人で作業を行う機会が多い機関科に対して、通信科は同期も少ないですが、現場では一人しか乗船してない場合もあると聞き、驚きました。
現場に出た際、通信科に限らず今回の実習で得た他科からの視点を大切にすることで、円滑に業務が行えるよう、積極的にコミュニケーションを図っていきたいと思います。

(機関科 中江 陽菜子 実習生)





  



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