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第66期こじまだより第5号「ドック実習」

日時 令和2年2月12日~3月12日
場所 大阪


乾ドックに入ったこじまの状況"
写真1 乾ドックに入ったこじまの状況

 

錨の作業を見学する監督者実習生

写真2 錨の作業を見学する監督者実習生

 

開放された主機の作業を見学する機関科実習生

写真3 開放された主機の作業を見学する機関科実習生

 

バルブ整備を行う機関科実習生

写真4 バルブ整備を行う機関科実習生


 

 

 

 

令和2年2月12日から始まるドック実習のため、実習生43名を乗せた巡視船こじまは、大阪に向けて出港しました。船舶は、その安全性を確保するため、法律で定められた検査を定期的に受けることとなります。そしてその検査のための修理・整備・点検をするところがドックです。ドックでは、約1ヶ月間にわたって、普段整備等することのできない箇所の作業を行います。ドックに到着すると、すべての水を抜いて船を陸にあげる乾ドックに入り、航海科はプロペラや舵取り機を整備や船底の水洗いをし、機関科はボイラや主機の開放整備を行います。ドックでの作業は、業者の方にやっていただくのが基本です。私たち実習生は、この実習において、幹部候補生としてその作業を監督することを学びます。また、自分たちでできる箇所は乗組員の方に教えていただきながら、実習生自ら船内の錆打ちや機関室内のバルブ等の整備をドックの作業と並行して行います。ドックでの作業は普段体験することができない貴重な機会ですので、船舶に対する知識を養い、66期一丸となって全力で取り組んでいきます。

 

 

ドック実習中、航海科実習生は監督者として、作業現場を回る役を経験しました。監督者の仕事は、各機器や部品の整備が終わった後の検査に立ち会い、基準に達しているか確認することや、安全管理が作業現場にいきわたっているかを常に管理することです。今回のドック実習中、私たち実習生は、監督者の方の仕事を見学していますが、現場に出れば私たちが自ら一人で監督者を行わなければなりません。不安はありますが、ドック実習を通じて、どのような作業が危険を伴い、どのようなところに注意すればよいのかを知ることができ、安全管理や技術的な面において、将来、現場に出てドックに入ったときに役立つとても良い経験ができました。

航海科 川田 雄大 実習生  

  

 私たちは、現在、ドック実習に取り組んでおり、3学年時から乗船してきたこじまを細部まで見学することができ、とても有意義な実習を行えています。私たち航海科は、ドックの作業員の方の作業を見学したり、自分自身が作業員としてペンキ塗りや錆打ちをしたり、様々な作業を行っています。錆打ちとは、船内の錆びた床を専用の工具で削り落とし、錆止めを塗って、最後にペンキで塗装する一連の作業です。自分たちの乗っている船を自分たちで手入れすることで、こじまに対する愛着が沸く毎日です。数ヵ月後の遠洋航海に対して不安を抱いていましたが、ドック実習を経て、自分たちで整備したこじまで世界を一周できることが本当に楽しみです。

航海科 矢野 洸貴 実習生  

 

    

ドック実習中において、私は、機関科の実習生として様々な機器の点検、整備、交換などの作業にあたることとなります。今回のドック実習では、4月から始まる遠洋航海に向けて主機や発電機などの分解、開放整備を行い、これまで大学校の座学の中で学んだ機械の仕組みや一つ一つの部品を間近で見ることができました。日頃、なんとなく不調が続いていた機械でも、分解してみると、ボルトが欠けていたり、こし器が詰まっていたりします。分解して整備し、それをまた組み立て動かすというのは大変な作業ですが、自分たちが分解整備を行った機器が再び動いているのをみると、なんとも感慨深いものがありました。普段から機器の不調には気をつけ、丁寧に、そして大切に扱いたいと感じました。

機関科 坂本 悠輔 実習生

 

  

   

ドック実習で私が印象に残っていることは、機関室内のバルブを自分たちで取り替えたことです。バルブといっても、機関室内には無数にあります。そのバルブひとつひとつの内部を清掃し、配管と接触する面は丁寧にすりあわせを行い、再び同じ箇所に取り付けます。この際、小さな部品を一つでも付け忘れたり、付ける箇所を間違えると、航海中に浸水を起こしたり、機関が故障する大事故につながります。ボルト一つ付けるという作業でも、責任の大きい作業となります。それぞれの作業に責任感を持って行うことで、大変やりがいを感じました。一ヶ月という短い期間ではありますが、このドック期間中に現場に向けたイメージを強めるため、精一杯実習に取り組んでいきたいと考えております。

機関科 長 克郎 実習生





  



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