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第66期こじまだより第2号「各科実習(操船シミュレーション訓練・燃料搭載)」

日時 令和元年12月19日(木)から12月23日(月)
場所 シミュレーションセンター・巡視船こじま
天候  天気 晴れ 気温 11.0℃


シミュレーション操船の様子"
写真1 シミュレーション操船の様子

 

全体の動きを把握し指示を出す警救艇揚降指揮の様子
写真2 ブリーフィングの様子

 

海側から見た警救艇降下の様子

写真3 送油のためこじま本船のバルブを開く様子

 

身体確保を徹底し、作業に従事する様子
写真4 バージ船にて打ち合わせを行う様子

身体確保を徹底し、作業に従事する様子
写真5 バージ船の着船の様子

 

 

 

 私達は12月15日(日)に呉に入港しました。入港後は航海科、機関科それぞれに分かれて各科実習を行いました。航海科は、海上保安大学校の敷地内にあるシミュレーションセンターにおいて、瀬戸内海の航路や伊勢湾の狭い海域でのシミュレーション操船を行いました。これは、航海科実習生が安全な航行ができるように、どのように操船するのか、周囲の船舶をどのように避航するのか、指揮者は指揮統率を図り、見張りをする者は指揮者の手助けになるように報告を行いながらシミュレーションするものです。

 また、機関科は、バージ船による燃料搭載に携わりました。これは機関科実習生が、警戒班、測深班、バルブ班、制御室班、バージ班に分かれ、各班の指揮者の指揮の下、それぞれが担当する作業を行うものです。事前に搭載準備や作業の確認・引継ぎを行い、それぞれの作業を確実かつ丁寧に行えるように意識して取り組みました。航海科、機関科の各実習生一人一人が、今回の実習で学んだことを身につけ、今後に生かしていけるよう、より主体的な意識をもって臨んでいきます。

 

 

 本日私は海上交通安全法が適用される航路の1つである瀬戸内海の備讃瀬戸航路をシミュレーションにて航行しました。避航が難しい場面が数か所あり、限られた範囲内で避航しなければならず、とても難しいシミュレーションでした。班員が報告すべき船舶について、まとまりなく報告をしたことで情報が錯綜し、副直が混乱してしまうということが多くあり、最も近い危険から一つずつ処理していくという基本的なことができませんでした。シミュレーションを行う前に班員で入念にブリーフィングを行い、危険だと思われる場所や航法について準備は行っていましたが、このような基本的なことをおろそかにしていて、自船の間近を船が通るといったことがありました。私が今回のシミュレーションを行い、最も印象に残っていることは「相手船のことを考えて操船する」ということです。自船が避けなければ相手船は危険な状況に陥るといったことがあれば率先して自船が避航する、といった相手船のことを考えた操船をすることも必要だと考える良い機会となりました。

航海科 北田 大樹 実習生

 

 私は航海科実習のシミュレーション訓練において、伊勢湾の伊良湖水道航路のシナリオに臨みました。伊良湖水道航路は非常に狭い航路であり、かつ船舶が輻輳するため、事前のブリーフィングが重要でした。まず、同じ当直の班員と伊良湖水道航路の適用法令について読み合わせをし、海図上にコースラインを引きました。そして、漁船が操業している可能性のある箇所や船舶の航行状況などを話し合いながら推測して当直に臨みました。 結果として、早期にVHF通信を行って避航操船をするべき等の改善点はありましたが、それらを今後の実習で是正していき、実際の伊良湖水道航路に挑んでいきたいと思います。

航海科 山本 陽 実習生

 

 燃料搭載において私の担当したバルブ班では、搭載する燃料油を所定のタンクへ送油するためにこじま機関室内のバルブを開閉し、また流量計を読むことで現時点にどれほど燃料油が搭載されたのかを把握することが主な役割となります。事前に班員で作業内容を確認し、適切な燃料油の移送ラインを引き、誤送がないように行いました。また、燃料油の漏出による火災という最悪の事態に備え、消火活動を行うための送水準備をしました。燃料搭載において最も注意すべきことは、油を流出させないことであり、搭載中はバルブ班に限らず常に注意を払う必要があります。バルブ班は搭載量を把握する重要な役割をもつことから、私たちは正確にかつ敏速に搭載指揮に搭載量の報告をあげる必要があると考えます。船舶によって許容の送油圧やタンク容量が異なるため、現場に出た際はあらかじめこれらを把握し、油の漏出防止を第一に掲げ、安全に行いたいと思います。

 

機関科 井内 伸隆 実習生

  

  今回の燃料搭載において私はバージ班を担当しました。バージ班ではこじまに着船したバージ船に移乗し、搭載する燃料の性状や搭載量の確認に加え、搭載中に燃料の流量や圧力に問題がないかを確認し、搭載指揮とバージ船の間での連携を取り持つ役割を担いました。今までの乗船実習の中で、他船に移乗し外部の方とやり取りする機会はあまりなかったため、今回の実習はとても良い経験になりました。また、今後は、呉以外の場所で燃料搭載を行う機会も増えていきます。そのような際に、より確実に自信をもって作業を行えるよう、今回の実習の中で積載量の計算が遅かったことなどの改善点を振り返り、次に生かせるようにしていきます。

機関科 竹之内 慧 実習生


 



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