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第65期こじまだより第20号「呉入港・遠洋航海を振り返って」

日時 令和元年8月3日(土)
場所 広島県呉市
天気 快晴 27.0℃ 湿度 77% 風 無し


こじまの呉入港の様子"
こじまの呉入港の様子

 

呉に上陸する実習生の様子
呉に上陸する実習生の様子

 

帰港式の様子
帰港式の様子

 

アジア海上保安機関職員との集合写真
アジア海上保安機関職員との集合写真

 

 

 

  平成の終わりに呉を出港した私たちは、8月3日午前9時ごろ、令和になった真夏の日本に約3か月ぶりに帰港しました。サンフランシスコ、ニューヨーク、ピレウス(ギリシャ)、シンガポール、ダナン(ベトナム)の計5寄港地、総航程約26,000海里(約48,000km)、100日間の遠洋航海は時に辛く、時に楽しく、非常に充実した100日間でした。苦楽を共にした同期との時間や各寄港地での思い出は、今後の私たちの心の支えになると思います。

  さて、無事に帰港した私たちですが、現場赴任までの残り約4か月間、まだまだ多くのことを学ばなければなりません。両親や友人にたくさんのお土産話をして、束の間の休暇を満喫した後は、また気持ちを新たに勉学に励んでいきたいと思います。

 最後になりますが、本遠洋航海を支えてくださった教官をはじめとする多くの方々、実習中、常においしい料理を作ってくださったこじま主計科の皆さん、大学校在学中からお世話になった向井医務官にこの場をお借りしてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 なお、第65期こじまだよりは本号で終了となります。ご愛読ありがとうございました。

 

  呉入港に際して、私は後部甲板から見えてくる景色を作業の合間に眺めていました。私にとって今回の遠洋航海は初めての海外で、寄港した各港はすべてが目新しいものでした。そんな中、見慣れた呉の景色はたった3か月しか離れていなかったにも関わらず、何年も経っている場所に帰ってくるような懐かしさを感じました。岸壁が近づくにつれてこじま桟橋上の両親たちや、大学校でお世話になった教官方の顔を見ると涙を隠さずにはいられませんでした。遠洋航海は多くの方々の支援と調整によって成り立っています。それだけ、私たちへの期待は大きなものであると思います。この期待に応えるべく、遠洋航海で学んできた全てを現場で生かしていきたいです。

(航海科 中村 秀 実習生)

 今回の遠洋航海では、5か所の寄港地に入港しました。なかには、母国語が英語以外の言語の国もあり、毎寄港地で行われたレセプションや施設見学ではコミュニケーションを取るだけで精一杯になってしまう場面もありました。しかし、各国の海上保安機関や関係機関の施設見学では、各国の海上保安機関の位置づけや、海上保安庁との違い、関係性について学ぶことができました。また、休養日には街に出て観光地を巡ることで各国の魅力を十分に感じることができました。海外という英語を使わなければコミュニケーションを取ることが難しい環境に身を置くことで、自らの英語能力の向上を感じられ自信にもつながりました。この遠洋航海で培った経験や知識を、現場での業務に直接繋げて活かしていきたいと思います。

(機関科 鈴木 太志 実習生)

  100日間の遠洋航海では、様々な訓練を行いました。その中でも印象に残っている訓練はブラックアウト訓練です。なぜなら、他の防火部署訓練や防水部署訓練と異なり、想定ではなく実際に船自体を完全にブラックアウト状態にして行うためです。ブラックアウトとは何らかの原因で船内に電力が供給されなくなり、エンジンが止まり、船が進まなくなってしまう状態のことです。この状態になってしまうと、まず機関科が船内電力を供給できるようしないと船を進めることはもちろん、船内生活も送ることができなくなります。機関科である私にとって非常に緊張感のある訓練でした。現場でもブラックアウト以外にも様々なことが起こると思いますが、遠洋航海で培った知識を生かして現場での業務に励んでいきたいと思います。

(機関科 堀内 建輔 実習生)

 

「えん」遠洋航海に研修生として乗船し、専攻科生と共に約100日に亘る実習を終え、懐かしの呉に帰って来ました。

「よ」4か国、5寄港地を巡る航海の中で航海科、機関科、通信科、主計科の各科で船務を学びました。

「う」うだるような暑さの中での防火部署訓練や溺者救助部署訓練等に参加しました。

「こ」こじまでの船内生活は、普段船に乗らないため、とても新鮮でした。

「う」海で世界が繋がっていることを実際に体験し、海上保安業務の重要性を再確認しました。

「か」かけがえのないこの経験を海洋情報業務に生かしていきたいと思います。

「い」今となっては、こじまが大切な母船となりました。

(研修科国際航海実習課程 熱海 吉次 研修生)


 



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