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第65期こじまだより第16号「船内生活・自主研究発表会」

日時 令和元年7月11日(木)
場所 ベンガル湾
天気 晴れ 28.5℃ 湿度 68% 無風


各班班長のブリーフィングの様子"
各班班長のブリーフィングの様子

 

搭載艇に乗り救助へ向かう様子
搭載艇に乗り救助へ向かう様子

 

傷病者を発見した様子
傷病者を発見した様子

 

搬送した傷病者に対応する様子
搬送した傷病者に対応する様子

 

 

 

砂漠を縦断する灼熱のスエズ運河を抜け、ソマリア・アデン湾沖にて海賊対処行動に当たっている護衛艦と会合し、同艦に乗艦している海上保安庁派遣捜査隊8名とのエール交換を行いました。日本から遠く離れた地で世界に貢献する姿に元気を頂き、先輩方から時化ると伝え聞いたインド洋へと挑みました。幸運にも波高7mに達するような大時化に遭うことはなく、順調に航海を続け、インド洋を渡りきりました。 航海の難所として有名なマシ海峡を目前に控えた練習船こじまでは、マラッカ海峡北方海域において、本遠洋航海最後の想定訓練である実習生所定訓練を行いました。想定訓練とは、 計画班の実習生が主体となり、実習生が必要だと思う訓練を実習生自身で企画・立案して実施する訓練です。具体的な想定内容は、訓練本番で初めて知らされ、その想定に対して実習生が判断・指揮を行い、対応をとることで状況判断能力、指揮統率能力、情報伝達能力を涵養することを目的としています。 今回の想定は、他船で衝突事故が起き、その衝撃により発生した船内の傷病者を捜索及び救助するというものであり、搭載艇揚降訓練や救難資器材取扱訓練など今まで行ってきた訓練で習得してきた知識や技能が必要となる「現場」を意識した訓練となりました。  訓練が始まり、想定が付与された後、各班の班長が救助方法や捜索方針を話し合うブリーフィングを行い、各班がどのような行動をとるべきかを迅速に決定し、変化していく状況の中でしっかりと目標を見据えて行動するように意識を統一し、訓練に挑みました。




   今回の訓練の主な目的は船内負傷者の捜索救助でした。今までにない現実的な想定により、緊迫感のある訓練になりました。 各人が今までの訓練、勉強で培ってきた知識と技術で負傷者の対応にあたり、傷病者全員を救急隊へ引き継ぐことができました。 次に私たちが捜索救助を行うのは実際の現場になりますが、今回の訓練での経験を自信に変え、更なる成長をして現場で活躍していきたいと思います。
(機関科 髙木 将悟 実習生)

 

 今回の訓練は、今まで行われてきた訓練の集大成ともいえるものでしたが、教官からは「主体性が足りない。」という指摘を受けました。 今回の訓練を振り返ると、指揮者から指示されたことをしっかりと行うことばかりに目が向き、こちらから主体的に行動するといったことがあまりありませんでした。 しかし、現場に赴任すると、指揮者としてひとつひとつの作業に明確な指示を与えなければなりません。 このとき自信を持って指示するためにも、普段からもっと主体性を意識して実習に取り組まなければならないと改めて痛感させられ、自分に足りない部分が大きく露呈した訓練となりました。 遠洋航海残り一か月を切った今だからこそ、自分に足りないものは何なのかを日々考え、最後の最後まで成長していきたいと思います。
(航海科 木室 仁太 実習生)

 

今回の訓練で私は、搭載艇の揚降作業にあたりました。衝突船内の負傷者の救助に向かうことが任務であり、一秒でも早く艇を降下させることが求められる中でも、指揮者を中心に安全管理を第一に考え、作業にあたりました。 今回の訓練では、普段の搭載艇揚降訓練で注意している事項に加えて、より効率良く作業を終えることができるように、訓練開始の時点で、入念なブリーフィングを行いました。 私たちは実際に現場に赴任した際には、搭載艇の揚降作業をはじめ、あらゆる場合で指揮者という立場が与えられます。 今回の訓練において教官方からご指摘をいただいたことを忘れずに今後に生かしていきたいと思います。
(航海科 久保 大地 実習生)

 

私は本訓練に計画班として参加しました。事前に人命救助について救難マニュアル等で勉強を繰り返し、訓練のシナリオを考えました。 難しかったことは、負傷者に対する実習生の対応を想定し、訓練時には負傷者の変化を実習生の対応に応じて想定として付与することです。 現場に出ると訓練の計画・立案などを行う機会が多いので、計画側で訓練に参加することは大変勉強になりました。
(航海科 羽床 洸希 実習生)


 



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