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第65期こじまだより第14号「スエズ運河通航」

日時 令和元年6月28日(金曜日)
場所 スエズ運河

天気 快晴 気温 32.0℃ 湿度 39% 北の風7m/s

 

 


写真1パイロットとの記念写真"
写真1
パイロットとの
記念写真

 

写真2船橋からの眺め(「WELCOME TO EGYPT」)
写真2
船橋からの眺め
(「
WELCOME TO EGYPT)

 

写真3スエズ運河通航時の様子
写真3
スエズ運河通航時の
様子

 

写真4スエズクルー下船時の様子"
写真4
スエズクルー下船時の様子

 

 

 練習船こじまは実習生等43名を乗せ、今年で完成から150周年となるスエズ運河を早朝から夕方にかけて通航しました。スエズ運河は、地中海と紅海を繋ぐ全長約160km、通航所要時間約11時間の運河であり、海上交通の要衝として年間約1300隻もの船舶が通航します。パナマ運河とは異なり、海面の高低差が無いスエズ運河は水門が存在せず、通航にあっては、複数の船舶がまとまって南方向け及び北方向けの船団を形成して通航する、いわゆる船団方式がとられています。この運河の存在によって、インド洋に向かう際にアフリカ大陸を回航する航程を大幅に短縮することが可能となり、地中海とインド洋を繋ぐ大きな懸け橋となっています。

 スエズ運河では、通航に際してスエズ運河独自の法律(スエズ運河規則)に従って、様々な禁止事項、準備項目が存在しており、実習生は前日の仮泊中から係留索、サーチライト等の準備作業を行いました。運河通航中、船橋では運河内での速力や追い越しの制限などに従いながら、パイロットの嚮導のもと操船が行われました。こじまは例年、遠洋航海でスエズ運河を通航していますが、特に今年度は、日本の元号が新たに「令和」となり、スエズ運河においても完成から150周年という大きな節目を迎え、両者にとって非常に重要な意味をもつ1年となりました。

 

 

 遠洋航海における要所の一つであるスエズ運河を通航しました。船から見える景色は今までと様変わりし、広がる砂漠に驚きました。スエズ運河通航中には、日本の出資により建設された橋や掘削を行うための船を日本が提供してくれたことをパイロットが教えてくれ、「日本には感謝している。エジプトへようこそ!これからもいい関係でいようね。」と話してくれました。日本人として誇らしく感じるとともに世界が繋がっていることを強く実感しました。遠洋航海も残すところ約1カ月となり、これから船の動揺が激しくなるインド洋に向かいますが、辛い中でも楽しみを見つけ、リフレッシュしながら頑張りたいと思います。

航海科 森 康貴 実習生)

   

 スエズ運河通航時にあっては、機関科実習生は船橋で主機関の操縦を行いました。英語によるパイロットからの指示に従い船の速度を調整しながら、練習船こじまはスエズ運河を通航する船団の先頭を航行しました。運河通航時には、小型の手漕ぎボートで釣りをしている人たちも見かけ、運河周辺で暮らしている人々の営みを感じることができました。スエズ運河を通航し、私たちの乗船実習も後半戦に入りました。まだまだ日本は遠いですが、スエズ運河通航という節目に、気を引き締め直して残りの実習も頑張っていきたいと思います。

機関科 立場 愛理 実習生) 

 

 7月を目前にし、遠洋航海も残り約30日となりました。エジプトの砂漠を横目に、スエズ運河の歴史とアフリカ大陸・アラビア半島の風を肌に感じながらスエズ運河を通航しました。このように世界の歴史、風土を感じながら航海できるのは遠洋航海の醍醐味だと思います。ピレウス(ギリシャ)-シンガポール間が最も長い航海で、辛いときもあるかと思います。初心を忘れず1日1日を大切に残りの実習を頑張っていきます。

通信科 渡邉 幹 実習生) 

 

 スエズ運河通航に際して、練習船こじまでは、灯火、サーチライト、ワイヤーなど様々な機器の設置作業を実施しました。これらは、安全を期すために設置するもので、今回の通航では使用することなく無事通航することができました。甲板作業は、パイロットやスエズクルーの乗下船時に使用するパイロットラダーの設置、揚げ降ろしを主に行いました。3名のパイロットが乗船し、下船されましたが、どの方も気さくで明るく、作業の最中にも声をかけてくれ、とても良い気持ちで作業を行うことができました。

(航海科 田中 睦也 実習生)

 

 

 

  

 

 

 

 

 
 


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