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第65期こじまだより第5号「ドック実習を終えて」

日時 平成31年3月9日(土曜日)
場所 呉


チェーンの錆を除去する実習生"
チェーンの錆を除去する実習生

 

写真2 水密滑り戸の開閉の確認を行う実習生
水密滑り戸の開閉の確認を行う実習生

 

写真3 船底の汚損状況を見学する実習生
船底の汚損状況を見学する実習生

 

写真4 バルブの整備を行う実習生"
バルブの整備を行う実習生

 

 私たち本科65期航海科・機関科実習生は、2月上旬から約1ヶ月間、ドック実習を行いました。ドックとは年に一度造船所で行う定期修理のことであり、呉市のJMU(ジャパンマリンユナイテッド)呉事業所において、航海科は主に船体、機関科は主に主機関等の機械類の整備を行いました。
 ドック実習は、船が造船所で修理する際の業者修理のやり方及び工事監督の仕事などを知るための貴重な経験となりました。

【実習生のコメント】

 ドック実習では、多くのことを学ぶことができました。航海計器や甲板機器の保守、整備のみでなく、こじま乗組員のJMU職員への接し方を見て、将来、幹部の立場で巡視船艇に乗り込む身として、非常に参考となりました。ドックでの巡視船艇の整備では、限られた日程の中、多くの作業工程があるため、本船側と業者側で、認識に齟齬があってはならず、安全管理についても細心の注意を払わなければならないため、責任者の仕事量は多くなります。特に安全管理については、高所作業や、錆を除去する機械の取扱いなど、怪我を招く危険が伴います。将来、整備の責任者となる時は、今回のドック実習での経験を活かしたいです。
 (航海科 久保 大地実習生)

 今回のドック実習では、清水タンクの点検や水密滑り戸(防水機能がある頑丈な扉)の開閉試験など普段は行うことのできない点検に立ち会うことができ、非常に勉強になりました。船舶のあらゆる設備を隅々まで熟知しておくことは、安全な航海をする上でとても重要なことです。また実際に使用してみることで、座学で勉強していたことがより鮮明にイメージできるようになり、現場業務の適切な遂行につながると思います。今回のドック実習は、そういった普段は経験できない設備を点検して学習することができる絶好の機会となりました。現場に出た際は、ドック実習で学んだことを活かして頑張りたいと思います。
 (航海科 髙木 淳実習生)

 ドック実習では機関室内の機器の分解や整備、プロペラの羽根の動き方が計器盤に正しく反映されているかの検査及び調整を行いました。また、この実習では過給機排気タービンの各羽根の間に隙間があり、熱膨張で壊れないような構造があるといったこと等を知ることができ、機関科として必要な知識が増えました。また、JMUの工場で行われているこじまの各種部品の検査立ち会いも行いました。ボイラーの蒸気ヒーター部水圧試験や、発電機の吸気弁及び排気弁の弁座の目で見えない傷を確認するカラーチェックの様子を見学することができ、非常に有意義な実習となりました。しかし、遠洋航海を迎えるにあたって機関及び機械類のトラブルに素早く対応できる程の知識、技術がまだ不足しています。引き続き乗船実習に励み、様々な知識、技術を習得してしきたいと思います。
 (機関科 飯田 大生実習生)

 私は、バルブの交換、機関の分解整備、機器の試運転などを行いました。海水バルブの交換を行ってみると貝などの海洋生物がたくさん付着しており、たった一年でそのような状態になることに驚きを感じました。また、自分たちの手でバルブを分解整備し、組み立てることで座学では理解できなかったことを習得することができました。さらに分解すると先ほど述べたような海洋生物の付着のほか、内部の腐食・劣化など外観を見るだけでは分からない点が多数見受けられ、このドック実習の整備の重要性を改めて実感することとなりました。ドック実習を終えると、春には遠洋航海が控えております。残された時間を活用し、立派な機関科職員となれるように、これからの実習にも日々精進していきたいです。
 (機関科 堀内 建輔実習生)


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