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第65期こじまだより第2号「4学年実習船せっつ搭載艇揚降操船訓練」

日時 平成31年1月14日(月)
場所 名古屋港ガーデンふ頭
 天候 晴れ 気温12度 湿度53% 風向西 風速2m/s


搭載艇揚降指揮を行う実習生"
搭載艇揚降指揮を行う実習生

 

写真2 搭載艇揚降作業を行う実習生
搭載艇揚降作業を行う実習生

 

写真3 搭載艇の 操船状況
搭載艇の操船状況

 

写真4 操船訓練を行う実習生"
操船訓練を行う実習生

 

 1月14日午前10時頃、私たちは名古屋港に入港し、午後から搭載艇揚降操船訓練を実施しました。搭載艇とは、巡視船艇に搭載している小型艇のことであり、例えば船舶の衝突が発生した際、現場海域まで大型巡視船で近づくことができない場合など、付近海域まで巡視船艇で急行し、海中に転落した人や、沈没しようとする船に取り残されている人を救助する際に使用します。
 このように、搭載艇の揚降は迅速に行うことが重要ですが、すべての業務の根幹は「安全管理」です。搭載艇の揚降を急ぐあまり、事故が生じてはなりません。現場に赴任すると指揮者として搭載艇を揚降するため、乗組員に怪我をさせず、また艇を損傷させないために、本訓練を通して何が危険なのか、危険が伴う作業はいかにしてより安全に行うことができるかを考え、作業全体を俯瞰する視点を身に付けています。

【実習生のコメント】

 私は搭載艇の操船者として本訓練に臨みました。母船からの離船時及び着船時には多くの危険が存在するため、操船者は適切かつ迅速な操船が求められます。このような操船を実行するためには、搭載艇の操船方法、操縦性能及び操船に伴う危険を熟知していなくてはなりません。本訓練では、実際に操船することにより、操船感覚を養うとともに安全管理のために必要な事項を改めて確認することができました。
 海上保安業務には、搭載艇を用いる場面が多々ありますが、搭載艇の操船は業務遂行の前提となる重要な技能です。本訓練で得られた経験や反省を踏まえ、目の前に迫ってきている現場赴任に向け日々精進していきます。
 (航海科 島田 貴之 実習生)

 今回は、実習船せっつにて搭載艇揚降操船訓練がありました。私はこの訓練では作業の指揮者を行いました。我々が現場で主任航海士として艇揚降を行うときには指揮者の立場となります。指揮者は複数名いる作業員を動かして安全に艇を揚降しなければならず、作業を全て覚えていることはもちろん、作業員がどんなことをしているか、危険なことをしていないか、常に確認する必要があります。また、実習船せっつにある搭載艇を降ろす装置はこじまにあるものとは少し違うものでした。
 作業において部下を負傷させてしまったらそれは指揮者の責任であり、作業を安全に行えるかは指揮者次第です。指揮者は責任の重い重要な役割であるので、今回の訓練でそれができたことは良い経験になりました。
 今後の訓練でも指揮者を行うか作業員かに関わらず少しでも多く訓練を経験して、現場に赴任した際には安全に搭載艇を行えるようにしたいです。こじまではなくせっつという異なった環境下で搭載艇を降ろせたことも今後の糧にしていきたいです。
 (航海科 豊田 悟史 実習生)

 私は今回の艇揚降訓練に甲板作業員として参加しました。こじま以外の実習船で行う初めての艇揚降訓練であり、作業内容の違い等に不安を覚えておりました。しかし、実際に訓練を行ってみて感じたことは、こじまもせっつも艇揚降作業の内容や安全確認事項は基本的に同じであるということです。
 すなわち、作業の基本及び安全確認すべきことをきちんと習得しておけば、赴任先の巡視船艇が自分の乗ったことのない船であっても応用が効くということです。あと1年もしないうちに私たちは主任航海士として現場に赴任し、艇揚降指揮を行うことになります。残り少ない実習で訓練の練度をより上げていきたいと思います。
 (航海科 松本 穂高 実習生)


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