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第65期こじまだより第1号「4学年投揚錨・操船訓練」

日時 平成30年12月19日(水曜日)~12月25日(火曜日)
場所 広島湾


写真1 操船指導を受ける実習生"
写真1 操船指導を受ける実習生

 

写真2 抜錨作業を行う実習生
写真2 抜錨作業を行う実習生

 

写真3 機関操縦盤を操作する実習生
写真3 機関操縦盤を操作する実習生

 

写真4 海水を送る実習生"
写真4 海水を送る実習生

 

 今回の乗船実習は投揚錨操船訓練や転落者に見立てたブイに船舶を近づける接近操船訓練、船舶の操縦性能を計測するための操縦性能試験を通じて、操船方法及び性能を体得することが目的であった。
 航海科実習生にあっては自らが操船方法を決定する操船指揮を通じて船舶の動き方を体感しつつ実践し、また前部甲板での作業指揮として作業における知識や安全管理の方法の習得に励んだ。
 機関科実習生にあっては船橋での機関操縦盤の的確な操作や投錨・抜錨時の機関室内での作業の習得に務めた。3学年時の乗船実習では得ることができなかった操船方法であったこともあり、航海科、機関科共に事前に操船方法や作業内容について予習のうえ実習に取り組んだり、積極的に情報共有をしたりするなど有意義な実習となった。

【実習生のコメント】

 私が投揚錨訓練でもっとも強く感じたことは安全管理の重要さです。これは操船及び前部甲板における指揮者に共通して言えることです。一歩間違えば大事故に繋がる危険性のある操船、作業の指揮を行うにあたって、細心の注意を払い訓練に臨みましたが、なかなか思うようにはいかず、教官方から多くの指摘をいただきました。安全管理は今回の訓練のみならずあらゆる訓練、作業において当然に求められる意識であるため、今後の実習を通してさらに自分のものにできるよう、実習に取り組んでいきたいと思います。
 (航海科 坂本 悠馬 実習生)

 今回の操縦性能試験では、旋回試験、Z試験(舵利き)、惰力試験、横移動試験と様々な性能試験を行いました。いずれの試験も大学校で既に履修済みの内容ですが、今回の練習船こじまを用いた運用試験で理論と実際の計算値とのずれやその整合性を確認することができました。これらの試験はやはり机上の理論とは異なる点が少ないながらも見受けられ、非常に勉強となりました。また、操船訓練では自身の操船能力の未熟さ、船舶が受ける外力の大きさを痛感しました。自身のイメージしていた通りに船が動かず、悔しい結果となりましたが、多くを学ぶことができました。今後も様々な訓練がありますが、一つ一つの訓練を大切にして、自らの糧となるよう実習に取り組んでいきたいと思います。
 (航海科 田中 睦也 実習生)

 投揚錨訓練では、機関科は船橋で機関操縦盤を操作します。機関操縦盤とはプロペラの翼角を変化させることで船を前後進、増減速させる装置で、操船指揮のオーダーに正確に応えなければなりません。操船者がどのように船を動かしたいか、その意図を汲み取らなければ突然降りてくる指示に柔軟に対応することは難しいと感じました。投揚錨は出入港と異なり、より多くの時間、機関操縦盤の操作が実習生に任される場です。この機会に自身の能力の向上、投揚錨時のエンジンモーションの勉強に励んでいます。
 (機関科 寺本 清織 実習生)

 抜錨するときには、泥や海藻などで汚れた錨を綺麗にするために機関室のポンプを起動し海水を汲み上げ前部甲板に海水を送り、前部甲板の指揮者が錨を洗浄できるようにすることは機関科の仕事の一つです。海水を送る時はもちろんのこと、機関科の行う作業一つ一つには、機械を壊さないための手順や安全管理が決められています。ただ単調に決められた作業を行うのではなく、その背景を理解しながら実習に取り組んでいきたいと思います。
 (機関科 鈴木 太志 実習生)


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