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第64期こじまだより第10号「パナマ運河通航」

日時 平成30年5月27日(日)
場所 パナマ運河(パナマ共和国)
曇り 晴れ 気温27度 湿度90% 風、波無し(5月26日2200の気象)


写真1 水門で段階的に降下する状況
水門で段階的に降下する状況

 

写真2 運河において他船とすれ違う状況
運河において他船とすれ違う状況

 

写真3 パナマ運河入口(パナマシティ)の状況
パナマ運河入口(パナマシティ)の状況

 

 

 練習船こじまは、太平洋を横断し、平成30年5月26日から27日にかけて、海上輸送路における要衝であるパナマ運河を通航しました。
 パナマ運河とは、3か所の水門により海抜26mまで上昇し、人工湖を通り再び3か所の水門により降下し太平洋とカリブ海を繋ぐ全長約75kmの運河です。
 パナマ運河は、1914年にアメリカにより建造され1999年にアメリカからパナマに移管されました。
 南アメリカ大陸の南を周る航路の場合、約3週間かかるところをこの運河により約8から10時間で通航することができ、大幅な航海日数の短縮を図ることができます。

 

[実習生のコメント]

 人工的に作られたパナマ運河は通航する前から驚きの連続でした。まず、仮泊中(錨泊すること)には周囲に運河通航を待つ多くの大型商船がおり、その先に見える街はとても栄えていて高層ビルが立ち並んでいました。また、通航時にはこじまがエレベーターに乗っているかのように徐々に上昇したり下降したりするのは何とも不思議な感覚でした。
 運河を超えるとその先は大西洋。日本の反対側まで航海をしてきたことを実感しました。今後も新たな景色を楽しみにしつつ残りの実習に励んでいきます。
 (機関科 宍戸 亮 実習生)

 呉を出港して、1ヶ月が過ぎついに太平洋横断し大西洋目前のパナマ運河に迫りました。パナマ運河では運河を熟知しているパイロット(水先人)が乗船し操船指揮を取ります。船橋配置では、パイロットによる英語での操船指揮に初めは戸惑いましたが、遠洋航海で共に実習に励んだ米国沿岸警備隊士官学校の学生との交流で得た英語力を発揮することができ、無事操舵をこなすことができました。
 パナマ運河を抜け、2つ目の寄港地米国東海岸のボルチモアまで残り1週間程度となりましたが、パナマ運河での美しい光景を目に焼き付け、残りの航海実習に励む所存です。
 (航海科 玉木 健太 実習生)

 ついに私たちは、船乗りの憧れの一つであるパナマ運河を通過しました。甲板作業で外に出た際に見た光景は写真や映像からでは感じることのできない迫力があり、胸が熱くなりました。山を切り開いて作られた水路や熱帯林中の航路はとても幻想的で、約二週間ぶりに見た陸地は大変美しいものでした。太平洋航海中は炎天下での訓練や充実した実習が続き、やや疲労を感じておりましたが、非常に綺麗なパナマ運河を目にし、リフレッシュすることができました。
 今後の遠洋航海実習も、共に実習に臨んでいる同期と協力し、また、日本で安全な航海を祈ってくださっている家族や友人に感謝し、一日一日を大切に切磋琢磨していきます。
 (航海科 前田 論平 実習生)


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