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第64期こじまだより第5号 「ドック実習を終えて」

日時 平成30年2月8日(水) ~ 3月9日(金)
場所 ジャパンマリンユナイテッド株式会社 呉事業所
天候 雨 気温 6.2℃ 湿度 65.0% 風向 北西の風 3.0m/s(3/9 0800の気象)


写真1 塗装を施す実習生"
塗装を施す実習生

 

写真2 水密戸の検査の様子
水密戸の検査の様子

 

写真3 磁気コンパスの修正作業を見学する実習生
磁気コンパスの修正作業を見学する実習生

 

写真4 ドックを終え大学校に入港するこじま"
ドックを終え大学校に入港するこじま

 

 私達、本科第4学年航海科及び機関科実習生は、2月上旬から3月上旬までの約1か月間のドック実習を終えました。今回のドック実習を通して、実習生は様々な経験を積むことで、より一層船体構造及び整備要領に関する理解を深めるとともに、船体の入念な整備を実施しました。そして、ドック実習を終えた私達は春からの遠洋航海に向けて着々と準備を進めております。

 

実習生のコメント

 ドック実習中の約1ヶ月間、私たち航海科実習生は船体の塗装や修繕、そして監督班として整備全体の確認などを行いました。
 約1年間の航海を経て汚れた船体の錆を落とし、その上から新しく塗装を施す作業を行うことで、こじまが若返っているような気分になり、これから遠洋航海を共にする実習船に対する愛着がさらに深まりました。監督班では通常の実習で見ることができない舵やプロペラの整備作業を見ることができ、良い勉強になりました。
 ドック実習を終え、まもなく卒業、そして春からは遠洋航海です。出港までの残された時間を有効に活用し、遠洋航海を乗り切れるだけの知識、技能の習得に励んでいきます。
 (航海科 福本 航太)

 ドック実習中、機関科実習生は主に各種バルブの交換や機関の分解整備を行ってきました。自分たちの手で分解し組立てることで、内部の構造を詳しく知ることができ、座学で得てきた知識をさらに深めることができました。また、外観上は問題のない機器であっても、内部は腐食や劣化が進行しているものが多々あり、ドック実習を終え、改めて点検や整備の重要性を実感しました。洋上は陸上と異なり、機関の不具合が発生した場合でも即座に支援を得られず、自分たちの手で復旧する必要があります。春からは遠洋航海が始まりますが、ドック実習で学んだ知識、経験を活かし、機関の不具合が発生した際に対応できる力を今後も身に付けていきます。
 (機関科 大西 歩樹)

 ドック実習後半には、ドック中の修理・整備が適切になされたかを確認するために係留運転、海上試運転を行いました。主機やポンプなど複雑な構造をしたものを一度分解して、その後船が航行できる状態まで復旧することは大変難しいことで、いざ主機を起動してみると、様々な不具合が見られ、実習生だけでは適切な対応ができませんでした。しかし、ナンバン(機関科の船務主任)をはじめとした乗組員の方々の助言や指示の下で機関科実習生全員が一致団結して作業を行ったことで機関を復旧させることができました。私はこの際、ナンバンは機関のことを知り尽くしたプロフェッショナルだと感銘を受けると同時に、私もナンバンのような機関士になりたいと強く思いました。ドック実習を終え、春からは遠洋航海が始まります。そのため、遠洋航海中もより多くの知識を得るために一生懸命勉強し、経験を積んで、立派な機関士になることができるよう努力していきます。
 (機関科 堀切 友梨佳)


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