国際交流

学生による国際交流

海上保安大学校において、講義、寮生活、体育部活動などと同様に重要な意味を持っているのが国際交流です。
毎年、海外の海上保安機関の学生等を招聘し海外交流活動を行っています。 米国沿岸警備隊士官学校、カナダ沿岸警備隊士官学校、韓国海洋大学校の学生をはじめ、フィリピン、マレーシアなどから、学生や若手士官が参加しています。
当校からは、学生の海外派遣プログラムの一環として、毎年、米国沿岸警備隊士官学校、カナダ沿岸警備隊士官学校をはじめ、韓国の韓国海洋大学校など海外の海上保安機関等を訪問し、 国際交流と国際感覚の涵養に努めており、これらの研修の成果は海外研修報告会を通じて学生全体間での共有が図られています。
また、多くの学生が夏期日課などの長期休暇を利用して海外を訪れ、積極的に見聞を広めています。

海外研修

アメリカ海外研修の集合写真

本科4学年Ⅰ群 古山 直澄

私は今まで英語の勉強に励んできました。その成果を発揮したいという目的と、アメリカ五軍の一つであるUSCGの士官学校に留学できる貴重な機会はこの先にないと考え、また、実際に自分の目で見て体験してみたいという思いから今回のUSCGAへの海外研修に立候補しました。

今回の海外研修を通じて得たものはたくさんありましたが、一番大きいものは挫折でした。日常会話能力さえあれば十分と思っていましたが、現実は色々な国の人と歴史や政治等について意見を共有できる機会が多く、自分の英語力のなさを痛感しました。この悔しさをバネにこれからもより一層英語の勉強に力をいれていきたいと思います。行く行くは現場に出た際に、英語を使った分野で活躍していきたいです。

本科第4学年第Ⅲ郡 清水 貴允

マレーシア海外研修の集合写真

AMSASにおいては、同じ寮でMMEAの士官候補生と暮らし、同じご飯を食べ、同じ授業を受けることで、かけがえのない友人がマレーシアにできた。また、一緒に生活していたからこそマレーシアと日本の違いをより細かく感じることが出来た。これにより、AMSASと海上保安庁の違いが分かると同時に、海上保安庁で将来幹部職員になるに当たり大きなヒントをもらったように感じた。

今回の交流はマレーシアと日本という国同士の関係やMMEAと海上保安庁という組織からみると小さな交流かもしれない。しかし、いつの日か互いにより成長した際にお互いに、この交流を思い出し、助け合い、海上保安庁とMMEAの関係のみならず、日本とマレーシアの関係に寄与出来るようになればいいと思う。そして、今回の経験を余すところなく、これからの海上保安業務に活かしていきたいと思う。

国際会議

本科第2学年 掛水 新大

私たちの班はマレーシアからの招聘学生と、パンデミックについてディスカッションをしました。寮生活という理由から共通点が多々あった一方で、国が異なるため流行る感染症が異なることがわかりました。また部活動時間にはアメリカからの招聘学生と、私生活について話し合い、普段経験できない外国の方との日常会話ができたと思います。このように、今回の招聘学生との交流は私にとって貴重な経験となり、多くのことを学ぶ機会になりました。今後はよりスムーズに英語で会話ができるように精進し、今回のような数少ない機会を実のある経験にしていきたいです。

本科第4学年Ⅱ群 前田 和輝

国際会議の様子

2日間の国際会議を通じて、外国の海上保安機関の学生・士官と交流しました。他国の海上保安機関に対する興味関心を深くすると共に近い将来、同じ海を舞台に働く者として相互理解を図りました。また、外国の習慣、風土、宗教の違い等を感じ、特にコミュニケーションスキルの重要性を感じました。この経験を糧に、多岐にわたる海上保安業務に貢献できるように語学能力に富んだコミュニケーションスキルを向上させていきたいです。

PAGE TOP