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第64期こじまだより第1号 「投揚錨訓練」

日時 平成29年12月19日(火曜日)
場所 岩国市東方海域
天候 晴れ 気温 7.5℃ 湿度 59.0% 風向 西 風速 6.0m/s


写真1 錨を降ろす作業をする実習生"
錨を降ろす作業をする実習生

 

写真2 錨鎖についた泥を落とす作業をする実習生
錨鎖についた泥を落とす作業をする実習生

 

写真3 錨の状態を確認する実習生
錨の状態を確認する実習生

 平成29年12月2日練習船こじまに乗船し、本科64期の4学年乗船実習が始まりました。今後、この「こじまだより」を通じ、来年度の遠洋航海が終了する8月まで乗船実習の様子をお伝えします。
 現在、私たちは、山口県岩国市の東方海域において投揚錨(とうようびょう)訓練を行っております。投揚錨とは海上において、船を停泊させるために錨を海底に降ろし、また、再び船を航行させるために海底から錨を揚げることを言います。この訓練は、錨を降ろす海域への操船方法や錨の揚げ・降ろし方法をはじめ、投揚錨作業に必要な操船能力及び指揮能力を涵養することを目的としております。

 

実習生のコメント

 今回の投揚錨訓練は、各実習生が事前に作成した計画書に沿って行いました。船を安全に操船し、予定した錨地へ導くためには他の船舶との位置関係のみならず、気象や海象も考慮する必要があります。実際に予定の針路で航行していても、風潮流の影響により針路から外れてしまうこともあり、操船の難しさを改めて実感しました。将来現場に赴任した際、主任航海士としての役割を果たせるよう、本訓練の経験を活かし、今後の訓練に臨んでいきます。
 (航海科 大﨑 智也)

 今回の投揚錨訓練では、船橋における操船指揮だけではなく、錨に関する甲板作業の指揮も行いました。錨を降ろしたり揚げたりする際、錨全体に非常に強い力がかかり、錨鎖がはねることや、破断する可能性があるので、危険な状態にならないよう指揮者として作業の安全を念頭に置き、投揚錨の甲板作業に従事する実習生に対し、適切な指示を心がけました。しかし、錨を入れることに集中し、安全面を疎かにしてしまった一面もあり、反省点が残る結果となりました。今回の訓練で安全管理の重要性など感じたことを忘れずに、今後の訓練に活かしていきます。
 (航海科 常川 康太)

 今回の投揚錨訓練では航海科実習生が操船の指揮を執りますが、機関科実習生は機関の操作をするために船橋に立ちました。こじまでは船の速力は、プロペラの羽根の角度(翼角)で調整しているため操船指揮がどんなに上手に船の指揮を執ったとしても翼角を変えるタイミングが遅れてしまった場合、予定の錨地から錨を落とす場所がずれてしまいます。そのため、指揮者の号令にすぐに応えられるような機関の操作を心がけました。今回、船橋に立ち機関科と航海科の投揚錨時の船務について学ぶことができ、現場に出る前の遠洋航海では、転科実習もあるため、今後は機関科だけでなく他科についても学んでいきます。
 (機関科 安恒 拓哉)


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