ここから本文

第64期こじまだより第13号「船内生活・想定訓練」

日時 平成30年6月9日(土)
場所 大西洋
天候 晴れ 気温16度 湿度69% 北西の風6m/s うねり北東1~2m(6月9日0000の気象)


写真1 訓練の企画をする実習生
訓練の企画をする実習生

 

写真2 消火活動にあたる実習生
消火活動にあたる実習生

 

写真3 夕食を楽しむ実習生
夕食を楽しむ実習生

 

 

 呉を出港してから43日が経ち(6月9日現在・日本との時差-13時間)、現在こじまは米国東海岸を後にし、大西洋を航行しています。長期間の航海にも慣れ、実習生は日々の訓練や各自に課せられた問題の解決に、ますます気合をいれて取り組んでいます。
 また、実習生が主体となって行う想定訓練として、防火訓練及び防水訓練(5月22日・24日 太平洋パナマ運河通航前)を行いました。実習生が初めて企画立案する訓練であり、試行錯誤しながら計画することで企画立案能力を養うことができました。

 

【実習生のコメント】

 日本を離れた当初は、本船の航行している海域(経度帯)に合わせて、毎日船内で使用する時計を進めることや、港に近づくにつれて排水規制のため数日間は洗濯やシャワーのみで湯船につかることができない等、陸地では経験することができない生活に、戸惑いを感じました。しかし、1ヶ月以上経った今、現在はこの生活に慣れて不自由を感じることなく船内生活を送ることもでき、また、船酔いにも慣れて食事も毎日の楽しみとなりました。その際には、同期と寄港地における思い出や、呉に馳せる思いを語り合い、お互いに今の気持ちを共有し、絆を深めています。残り2ヶ月間の遠洋航海を実りあるものにするためにも、慣れつつある船内生活においてメリハリのある行動をしていきたいと思います。
 (航海科 新谷 仰 実習生)

 初めての想定訓練として防火訓練を行い、私は第二防火隊の班長を務めさせて頂きました。任務としては、空気呼吸器(酸素濃度が低いところでも呼吸できる器具)を装着し危険区域へ侵入、そして消火活動を行うというものでした。火元と想定した現場では煙を蔓延させたため視界が悪く、また、空気呼吸器を装着していることにより班員との意思疎通が難しく、さらに、消火活動中に隊員が負傷する想定が発生し、そのような刻一刻と変化する現場で、隊の班長として、班員の安全を確保し、かつ、消火という目的を達するためにどのような決断を下せばよいのかを考えさせられる訓練となりました。将来、私たちは指揮者として隊員を指揮し、また、隊員の命を預かる立場となります。様々な情報が混在する現場において、正しい情報を集め、整理し、正しい判断をすることがいかに難しいかを実感したと共に、残りの航海においても、今回の反省を踏まえ、判断能力・指揮統率能力を涵養できるよう積極的な姿勢で訓練に取り組んでいく所存です。
 (航海科 照田 拓海 実習生)

 今回の防水部署訓練において私は企画班を担当しました。訓練の企画立案を担当し、訓練全体の時間の割り振りや実際の事故を想定した内容を考えることの難しさを学びました。また、想定訓練中は機関室内に破口(穴)が生じ浸水したという想定で訓練を行いました。これは私が状況を変化させ、機関当直配置の者が対応するというものでした。状況の変化を言葉で説明し、現実味を持たせなければならないためこれが私にとって最も難しいと感じました。また今回の訓練は、企画立案する過程で、実際に起こり得る事故について考え、その対応策を検討する良い機会となりました。今後も訓練を企画することは多々あると思いますが今回の訓練で学んだことを活かしたいと思います。
 (機関科 大石 小鉄 実習生)


このウィンドウを閉じる