ここから本文

第63期こじまだより第16号 「想定訓練実施・スエズ運河通航」

○想定訓練(防火部署)
 日時 平成29年6月26日(月曜日)
 場所 地中海(北緯38°09.3′  東経009°37.7′)
 天候 快晴 気温 27.0℃ 湿度 75.0% 風向 東 風速 4.0m/s

○想定訓練(人命救助部署)
 日時 平成29年6月28日(水曜日)
 場所 地中海(北緯33°21.1′  東経025°51.4′)
 天候 晴れ 気温 26.0℃ 湿度 92.0% 風向 北西 風速 7.0m/s

○スエズ運河通航
 日時 平成29年7月1日(土曜日)
 場所 スエズ運河(北緯30°56.8′  東経032°18.8′)
 天候 快晴 気温 27.0℃ 湿度 92.0% 風向 南西 風速 4.0m/s


防火衣を装着する実習生
防火衣を装着する実習生


消火活動を行っている実習生
消火活動を行っている実習生


人型ブイの救助に行く実習生
人型ブイの救助に行く実習生


スエズ運河通航の様子
スエズ運河通航の様子


 平成29年6月26日及び28日に想定訓練を実施しました。26日は船内火災を想定した防火部署訓練、28日は実習生の海中転落を想定した人命救助部署訓練であり、これらの訓練は我々実習生にとって、以前に行った諸訓練の反省を活かして行う重要な訓練でした。
 また、7月1日にはスエズ運河を通航しました。スエズ運河は地中海と紅海をつなぐ海上交通の要所であり、全長162.5km、幅160~200m、水深14.5mの水平式海洋運河です。その運用方式は、北上する船舶と南下する船舶でそれぞれ船団を形成し、運河の途中にある湖、Great Bitter Lakeで行き会う形となっております。本実習においてパナマ運河に引き続き、2つ目の運河を通りましたが、スエズ運河の壮大な光景や船舶の通航実態を知ることができました。私たちの航海はスエズ運河を抜け、海賊多発海域であるアデン湾周辺海域を通航し、インド洋へと舞台を移します。


【実習生のコメント】

 今回は2回目の防火部署訓練であり、1回目の反省を活かすことができるように全員で準備をして臨みました。私は第2防火班の一員として訓練に参加し、消火活動を行いました。前回の反省として、情報の収集と伝達が足りていないという指摘を受けていたため、今回は、企画班(訓練進行役)から与えられた想定の下、火勢の状況や、進入可能区域、消火活動等の情報を、班長を通して総指揮まで上げることを意識して、班長への報告とサポートを行いました。しかし、切迫した状況下でかつ刻一刻と状況が変わっていく現場においては、やはり、正確な情報の伝達は難しく、情報が錯綜してしまう場面も見受けられました。
 我々63期一同が12月に現場に出るまで残り半年を切り、こじまでの実習も残りわずかとなりました。今回の訓練の反省を活かし、また、今後の実習において得る知識経験をもらすことなく吸収し、有用な人材として現場に赴任することができるように、引き続きこれからの実習に励みます。
 (航海科 小笹山 航)

 私は想定訓練の一つである人命救助部署訓練の企画班(訓練進行役)の班長として、訓練の立案及び進行を行いました。いざ自分が訓練を企画する立場となると、より良い訓練にするためにはどうすればよいのか非常に悩みました。特にこの人命救助部署訓練は、今まで何度も行ってきた種々の訓練の総まとめのような側面もあり、あらかじめ班の編成が決定されていない状態での訓練開始、想定の中で負傷者を発生させ対応に当たらせる等、様々な要素を盛り込むために企画班で何度もミーティングを重ねました。反省点も多く挙がりましたが、訓練に参加した実習生には得るものが多い訓練になったのではないかと思います。企画班として得られた今回の経験は現場でも活きてくるものと思いますので、12月の赴任に向けて良い学びの機会でした。
 (航海科 為 建)

 約一か月前にパナマ運河を、そして、今回スエズ運河を通航したということで、世界二大運河をどちらも経験したことになります。スエズ運河はパナマ運河と違い、閘(こう)門がなく、列車にけん引されることもありません。また、漁船が多数航行していたため、多くの避航動作が必要でした。このように同じ運河でも全く通航方法が異なるということを実感しました。遠洋航海も残り一か月となりましたが、これからの実習においてもまだまだ私が経験したことのないことが待っていると思いますので、一つ一つの経験を大切にし、しっかりと吸収しながら今後も頑張っていきます。
 (航海科 鎗光 亮)


このウィンドウを閉じる