ここから本文

第63期こじまだより第2号 「航海実習」

日時 平成29年1月18日(水曜日)
場所 伊豆諸島南方沖
天候 晴れ 気温 9.0℃ 湿度 60.0% 風向 西南西 風速 5.0m/s


写真1 操船の指揮を執る実習生(右側)"
操船の指揮を執る実習生(右側)

 

写真2 船位の測定を行う実習生
船位の測定を行う実習生

 

写真3 見張りを行う実習生
見張りを行う実習生

 

写真4 伊良湖水道を見学する実習生
伊良湖水道を見学する実習生

 平成29年1月9日に海上保安大学校を出港し、約2週間に亘る航海実習が行われています。本実習には本科63期の航海科実習生22名が乗船し、神戸、名古屋、東京に寄港しました。途中、来島海峡航路、備讃瀬戸南航路、備讃瀬戸東航路、明石海峡航路、伊良湖水道航路、浦賀水道航路及び中ノ瀬航路という海上交通の要衝である7つの航路を通航しました。また、各寄港地では現場の海上保安官による業務講話が行われ、航路しょう戒や密輸・密航の取締り、テロ対策警備などの海上保安業務に関することや、管区ごとの特色について学ぶことが出来ました。各寄港地での実習を経て、1月20日には大学校に帰港します。

 

実習生のコメント

 今回の実習では、瀬戸内海の来島海峡航路、伊勢湾の伊良湖水道航路、東京湾の浦賀水道航路等の様々な航路を通り、神戸、名古屋、東京に寄港しました。各航路を航行する際には、大学校の座学で教えていただいた知識を活かして操船することができました。
 料でしか見たことのない航路を実際に航行することで、航路の状況や船舶の輻輳度合を体感することができ、貴重な経験となりました。
 また、神戸港は今年で開港150周年という節目であり、その記念行事の一環として入港歓迎セレモニーを開催していただき、こじまの寄港を盛大に歓迎してくださいました。
 4学年での乗船実習は残りわずかとなってきました。1年後には海上保安官として現場に赴任して業務を行うことを意識しながら、少しでも多くの知識を身に付けられるように、毎日の乗船実習に真剣に取り組んでいきます。
(航海科 木田 祐樹)

 今回の航海実習で来島海峡航路を航行したとき、私は船橋の見張りとして配置にあたっており、周囲の船舶の情報及び本船の船位や速力の報告を主に行いました。
 今回は、3学年時の乗船実習とは異なり、来島海峡航路の西水道を初めて航行しました。来島海峡航路は、潮流によって航行する水道が変わる、いわゆる「順中逆西」の航法をとらなければならず、とりわけ西水道は、同航路の中水道と比べて屈曲部が急であり、また、航路幅の狭い航路であることから、航海の難所と言われています。実際に航海してみると、海面の状況から見て取れるほど潮流は速く、またそれによって大きく舵がとられるため、非常に緊張感のある実習となりました。
(航海科 増田 陸)

 各寄港地において現場の海上保安官による業務講話が行われました。近年の海上保安業務の多様化と、海上保安庁に対する国民の期待が高まっているという現場の先輩方の声を聴くと、身が引き締まる思いでした。
 今年の冬には現場の巡視船の主任航海士として操船指揮を務めるだけでなく、その他の業務においては班長として他の乗組員を引っ張っていかなくてはなりません。その時に、堂々と船橋で指揮を執り、また現場最前線で即戦力として行動することができるよう、残りの実習に励んでいきます。
(航海科 内藤 翔基)


このウィンドウを閉じる