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第62期こじまだより第20号(最終号)「結索競技会、遠洋航海を振り返って」

作成日時 平成28年8月1日
作成場所 石垣島南東方沖(北緯24°12’、東経124°23’)
天候 晴れ 気温31℃ 湿度79% 風 9m


互いに結索を教え合う実習生
互いに結索を教え合う
実習生

最終寄港地ダナンを振り返る実習生
最終寄港地ダナンを
振り返る実習生

ホーサー結索を行う実習生
ホーサー結索を行う実習生

部署資器材取扱い訓練の様子
部署資器材取扱い訓練の様子

整備直で器材の点検を行う実習生
整備直で器材の点検を
行う実習生

燃料搭載において流入量を確認する実習生
燃料搭載において流入量を
確認する実習生

発電機の起動を行う実習生
発電機の起動を行う実習生

転科実習において見張りを行う機関科実習生
転科実習において見張りを
行う機関科実習生

呉入港中の様子
呉入港中の様子

呉入港後の集合写真
呉入港後の集合写真

入港式の様子(実習生代表あいさつ)
入港式の様子
(実習生代表あいさつ)

入港式の様子(船長あいさつ)
入港式の様子
(船長あいさつ)

 交流プログラムのため乗船したシンガポール・ポリスコーストガード士官と共にシンガポールを出港して5日が経ち、私たちは遠洋航海最後の寄港地であるベトナムのダナンに入港しました。観光都市であるダナンにはきれいなビーチがあり、リゾート開発が進んでおり、海外からの観光客も多くいました。
 そして、8月4日には呉に入港します。各寄港地での出迎え、見送りは、長い航海の励みになると同時に、たくさんの方々に支えていただいていることを実感できる瞬間でもありました。
 約4か月後、私たちは現場に赴任する予定ですが、実習で学んだことを活かし、諸先輩方のような立派な海上保安官として活躍できるようこれからも勉学に励んでまいります。
 なお、第20号をもって、第62期こじまだよりは最終号となります。ご愛読ありがとうございました。


(実習生のコメント)

 8月1日、甲板上にて結索競技会が行いました。9チームに分かれて、基本結索リレー(もやい結び、巻き結び等)、ホーサー結索(船を係留する時に使用する直径60mmの索による結索)、運搬リレー(ほうき、丸型ブイ等を固縛し、搬送する)をチーム全員で協力して行うという内容の競技会でした。私のチームは、フィリピンコーストガードからの研修生が加わり、総員6名のチームでした。国は違えど基本結索は世界共通のものもありましたが、ホーサー結索等チームワークを必要とする競技では、英語でコミュニケーションを取りながら結索を行うことの難しさを感じました。結果は、これまで培ってきた協調性、英語力、結索技術を遺憾なく発揮したものの、優勝を勝ち取るに至りませんでした。
 結索は船艇職員として基礎中の基礎であるため、本競技会の悔しさをバネに結索技術の向上に努めます。
(機関科 瀧川 直矢 実習生)

 4月末に呉を出港してからの約3か月間を振り返ってみると、これまでで最も充実した毎日だったと思います。現場赴任すると私達は主任航海士や主任機関士となりますが、それまでに必要な知識や判断能力を身に付けるための最後の実習であり、私達にとって貴重な時間でした。本遠洋航海ではサンフランシスコからボルチモア、リボルノ、シンガポールそしてダナンを巡り、日々当直業務や訓練を行ってきました。本遠洋航海では、造水装置等国内航海では使用する機会がなかった機器についての知識や技術が習得でき、また、訓練を通して指導能力や判断力を養うことができましたが、自分に足りていないものがまだまだあるということも分かりました。現場へ赴任するまで約4か月となります。本遠洋航海で成長できたと思うことには自信を持ち、足りないことには時間を費やして補っていきたいと思います。今後も努力を惜しまず、向上心を持って何事にも励んでいきます。
(機関科 脇野 奈都美 実習生)

 呉を出港し、太平洋、大西洋、インド洋と世界の海を航海してきました。その途中でサンフランシスコ、ボルチモア、リボルノ、シンガポール、ダナンと世界各地の港の寄港、初めての長期にわたる行動、同期と競い合ったメリパス(太陽の高度を測定し、自船の位置を求めること)の精度、何度もミーティングを重ねて挑んだ各種想定訓練、皆で牢屋に入ったアルカトラズ刑務所跡見学、各寄港地におけるコーストガード等の施設見学、大時化の太平洋、インド洋等多くの事を経験してきました。
 これらを通して私達62期は、時にはぶつかり合い、時には同期で支え合いながら困難を乗り越えたことで同期の絆を深めることが出来ました。毎回のワッチでは、教官方から、今後現場で必要となる操船や本船の運航方法等の船務を教わり、整備直の日にはサビ打ち(船体に発生したサビを落とし、整備すること)やペンキ塗り等船体の整備を行い、各種訓練では、防火や人命救助、部署資器材の取扱い等業務で必要となることを学びました。寄港地においては、日本と各寄港国との文化や生活習慣等の違いを多く感じることができました。この遠洋航海で感じたこと、学んだことを胸に現場へ赴任する12月までの間は、海技免許の取得等、更なる成長を遂げるため、日々努力してまいります。
(航海科 横田 裕章 実習生)


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