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第62期こじまだより第8号「サンフランシスコ入港」

入港日時 平成28年5月13日(金)
入港場所 アメリカ合衆国サンフランシスコ市
天候 くもり 気温 13.0° 湿度 78% 風向 南西 風速 7m/s


応急操舵訓練にて手動で舵を動かす実習生
応急操舵訓練にて手動で舵を
動かす実習生


サンフランシスコでの休養日を堪能した実習生
サンフランシスコでの休養日を堪能した実習生


USCG施設見学の様子
USCG施設見学の様子

 日付変更線通過後、応急操舵・機関応急・通信応急訓練として、船内電源が喪失したという想定で、船の機関が停止し、舵がきかず、船内の電気機器や通信機器がほとんど使えない状態の中、各科が何をすべきかを考え、応急的に対処する訓練を行いました。
 そして、呉を出港後16日間で太平洋を横断し、遂に最初の寄港地「サンフランシスコ」に到着しました。岸壁には100名近い現地の方々がこじまを出迎えてくださり、実習生の中には感極まって涙を浮かべた者もいました。
 長い航海を終え、待ちに待った休養日では、充実した時間を過ごし、身心ともにリフレッシュを図ることができました。また、16日にはUSCG(アメリカ沿岸警備隊)の施設等を見学し、アメリカの海上保安機関に触れ、見識を広めることが出来ました。


〈実習生のコメント〉

 今回の応急操舵訓練では、舵が故障するという緊急時を想定し、安全確保するための対応を学びました。舵が壊れた場合、船橋での舵の操作ができないため、人力で舵を動かすことになります。舵を動かすためには、船橋と舵機室との連絡体制の確保はもちろんのこと、舵機室で作業をする実習生とコミュニケーションをとって協力することが重要であり、その対応も簡単なものではないと感じました。普段は舵が壊れることなど全く考えていませんでしたが、舵が壊れることはとても危険であるということを再認識することができました。
 これからも実習は続きますが、一つ一つの訓練を大事にし、緊張感を持って臨みたいと思います。また、同期との最後の実習を有意義なものとし、一回り成長して呉に帰れるよう、より一層気を引き締めて頑張ります。
 (航海科 木村 紗穂子 実習生)

 呉を出港して約2週間、こじまは無事太平洋を横断し、最初の寄港地であるサンフランシスコに入港しました。朝夕は肌寒さを感じる風も、日中には心地よい風となって吹き抜けています。
 サンフランシスコ入港の翌日は、私たち実習生にとって楽しみである休養日でした。各々がサンフランシスコ市内を駆け回り、現地の人、文化・食を学ぶと共に、多くの思い出を残してきました。
 サンフランシスコが所在するカリフォルニア州はワインの生産地として有名です。私は、ワインの原材料となるぶどうを栽培している農園を見学してきました。とても広大な農園にアメリカの国土の広さを感じると共に、カリフォルニアのワインの文化に触れることができました。
 まだまだ街に肌寒さは残るものの、現地の方々の温かさを感じることができる良い機会となりました。今後の寄港地でも臆することなく、歩みを進めていきます。
 (機関科 渡邉 隼人 実習生)

 サンフランシスコに到着して4日目の5月16日、私達はUSCGの太平洋方面司令部へ施設見学に行きました。施設見学では、まずUSCGが有する最大の巡視船Bertholfの見学をしました。ディーゼル2基とガスタービン1基のエンジンを搭載し、使用するエンジンの組み合わせを変えることで出力を変えたり、搭載艇を揚降する設備を船尾に置いていたり、今までに見たことのない装備を間近で見ることができました。また、USCGが有する小型のヘリコプターであるMH-65や、太平洋方面司令部の司令センターも見学しました。これからも他国の海上保安機関の施設見学を通し、見て、聞いて、感じたことをこれから先、現場に出たときに活かしていきます。
 (機関科 前野 大樹 実習生)


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