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第62期こじまだより第7号「日付変更線通過」

日時 平成28年5月5日(木)
場所 こじま(北緯37°31.5′ 西経175°28.4′)
天候 晴れ 気温 10.0° 湿度 74% 風向 北 風速 9m/s


六分儀を使って測定する航海科実習生
六分儀を使って測定する
航海科実習生


自船の位置を算出している航海科実習生
自船の位置を算出している
航海科実習生


日付変更線通過時のGPS(180°)
日付変更線通過時のGPS(180°)

 呉を出港して9日目、5月5日午前2時42分、ついに日付変更線を通過し、翌日は2回目の5月5日(5月5日B)を迎えました。太平洋航行中は島影もなく、見える景色も変わりませんが、GPS装置の位置表示が東経から西経に変わるのを見ると、少しずつサンフランシスコに近付いていることを実感することができます。また、5月5日を2回過ごすという遠洋航海ならではの経験もすることができました。
 2回目の5月5日には日付変更線通過祭ということで、後部甲板上でのBBQを予定していましたが、あいにくの天気(気温10度 波の高さ約5m)のため、急遽予定を変更し、乗組員の方々と会食をしながらゲームやクイズをすることで、リフレッシュを図ることができました。長い航海はまだまだ続きますが、実習生全員で一丸となり、頑張りたいと思います。
 ※遠洋航海中の航海科実習においては船位算出にGPSを原則用いていません。


【実習生のコメント】

 呉を出港して9日経ち、少しずつ船の動揺や船内生活にも慣れてきました。そして「こじま」は果てしなく続く水平線を見ながら、太陽と星を頼りに東へ航行し続け、ついに本日、日付変更線を通過し、西経の海に入りました。航海科実習生は、GPSを使用せず午前から正午頃には太陽を、夕暮れには星を頼りに、自船の位置を導き出す天文航法により、遠洋航海実習を行っています。
 サンフランシスコまで約半分の航程を消費しましたが、気を抜くことなく、出港時の初心を忘れずに実習に臨んでいきます。
 (航海科 森尾 涼介 実習生)

 呉を出港してから9日目に日付変更線を通過しました。兵庫県明石市で生まれた私にとって、標準時を示す線上にはモニュメントがあることが当たり前だと思っており、日付変更線上にもきっと何かが建っていると期待を抱いていましたが、やはり外を見ると見渡す限りの大海原が広がっているだけでした。冗談はさておき、そのような中で実施された日付変更線通過祭ではこれまでの疲労がなかったように感じるほど、心身ともにリフレッシュすることができ、充実したひとときを送ることができました。
 練習船こじまは、現在もサンフランシスコに向けて航行中です。呉帰港までまだまだありますが、日付変更線を通過したことを1つの節目とし、今まで以上に実習に励んでいきます。
 (機関科 桝本 弘将 実習生)

 遠洋航海が始まって数日が経過しましたが、今までの乗船実習と比べて訓練や毎日の当直業務等で求められるレベルも上がり、とても内容の濃い日々を過ごしています。中でも当直業務では、船位を求める方法が日本沿岸で航行していた時と大きく違い、太陽や星を用いて自船の位置を算出しており、授業で学んだことが実習の場に活きていることにとても感動しました。
 まだまだ始まったばかりで遠洋航海ならではの航法、通報、訓練、日課等慣れないことも多々ありますが、ひとつでも多くのことを学び達成感に溢れた実習にすることができるよう日々頑張ります。
 (航海科 柏 武志 実習生)


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