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第61期こじまだより第20号 「シンガポール施設見学・帰港式」

日時 平成27年8月6日
場所 海上保安大学校こじま桟橋
天候 晴 気温30.3℃ 湿度66% 風なし


MPAの業務の説明を聞く実習生
MPAの業務の説明を聞く実習生

PCGの船艇の説明を聞く実習生
PCGの船艇の説明を聞く実習生

入港に向けて鏡に向かって登舷礼の練習を行う実習生
入港に向けて鏡に向かって登舷礼の練習を行う実習生

フィリピンコーストガード、MMEAの士官と共に航海当直を行う実習生
フィリピンコーストガード、MMEAの士官と共に航海当直を行う実習生

入港する巡視船こじま
入港する巡視船こじま

帰港式の様子
帰港式の様子

 7月1日にモナコを出港し、スエズ運河を抜けインド洋を航行し約3週間の長い航海を終え、7月24日にシンガポールに入港しました。シンガポールでは、海上保安機関であるPCG(Police Coast Guard)及び船のコントロールを実施するMPA(Maritime and Port Authority)の施設見学をさせていただきました。PCGでは、船艇やシミュレーション施設の見学、またMPAでは船をコントロールする様子などを見学させていただき、他国の海上保安機関の業務の違いについて学ぶことができました。
 また、シンガポールからマレーシア及びフィリピンの海上保安機関であるMMEA(Malaysian Maritime Enforcement Agency)及びフィリピンコーストガードの士官の方々が乗船し、船内生活を一緒に過ごしました。英語でのコミュニケーション及び各科の説明を行い語学能力の向上に努めたと共に、他国の海上保安機関のことをより理解し、交流する良い機会となりました。
 8月6日には、大学校においてご来賓をはじめ、職員や家族等に温かく迎えられ、帰港式が行われました。遠洋航海を終え、実習生の顔には達成感と自信が満ち溢れていました。
 連載してきた第61期こじまだよりは、本号で終了となります。ご愛読ありがとうございました。



【実習生のコメント】

 シンガポールではPCGのブラニー基地の見学をさせていただきました。基地には、立入検査や船内捜索を行なうための実践的なシミュレーション施設や、潜水士が訓練を行なうためのプール、トレーニングジム等がありました。PCGの船艇は小型が主流であり、海上保安庁の船舶との運用方法の違いを知ることができました。同じアジア諸国の周辺海域を守る機関として、互いに切磋琢磨して発展していきたいと感じました。
 (機関科 上田 恭平 実習生)


 7月29日に実施されたMMEA及びフィリピンコーストガード士官の方々と私たち実習生の間での相互プレゼンテーションでは、それぞれの国の海上保安機関について理解を深める事が出来ました。また、各国の士官の方々と一緒に航海当直に入ったのですが、士官の方々がとても熱心に私たちの説明を聞き、質問も積極的に行ってくださり、また共通点や相違点について私たちに教えてくださり新しい発見がありました。私たちは、同じ「海を守る」という使命感を共有していることを感じ、海の安全のためこれからもそれぞれの機関が協力していくのがとても大事だと思いました。
 (機関科 濱田 圭佑 実習生)


 帰港式では、皆さんに温かく迎えられとても感動しました。振り返ると早かったような気がしますが、この実習が終われば、待っているのは現場であることに緊張感も感じているところです。航海中は、当直、訓練、掃除、レポートの作成、訓練の立案等と慌しく大変でしたが、4年間かけて育んだ絆で助け合いながら乗り越えてきました。また、寄港地では各国の海上保安機関を見学でき、大変勉強になったと同時に良い思い出となりました。
 私は、この実習において、船乗りとして、海上保安官として、幹部としての知識・技能・素養、全てにおいて出港前より成長したと自負しております。「如何なるときでも手を抜かない」、そんな気持ちを忘れずに、苦しい時には同期の顔や本実習で乗り越えた困難を思い出し、これからも精進してまいります。
 (機関科 古屋敷 一希 実習生)


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