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第61期こじまだより第19号 「実習生所定訓練」

日時 平成27年7月19日
場所 スリランカ東方沖(北緯 05°55′ 東経 088°36′)
天候 曇り 気温 30.5℃ 湿度 82% 風向 西北西 風速 8m/s


「破口修理の様子」
「破口修理の様子」


「船橋での状況」
「船橋での状況」


「現場へ指示している状況」
「現場へ指示している状況」

 平成27年7月19日に遠洋航海の最後の想定訓練である実習生所定訓練を行いました。
 今回の訓練は、船体に四箇所の破口が生じたため、防水部署を発令し破口修理及び排水を行うも、浸水が止まらず、総員退船を行うという想定でした。また、これまで実施してきた想定訓練とは異なり、実習生の配置や想定内容を実習生に事前に周知せずに訓練を実施しました。
 実習生は、想定された破口箇所においては、ガソリンポンプを使用し海水を船外へ排水する作業や、角材を利用して破口を塞ぐ防水作業等を行い、指揮者においては、防水作業の安全管理や浸水量を考慮した船体状態の管理、船体放棄の時期判断などの指揮を行い、想定された現場の状況に工夫をしながら対応しました。
 今回は想定内容を実習生に事前に周知しなかったため、特に各級指揮者の事故対応、リーダーシップについて良い訓練になりました。反省事項も多くありましたが、この反省事項を同期全員で共有し、現場での活躍に役立てることをお互い誓い合いました。


【実習生のコメント】

 本訓練は、今回の遠洋航海において、最後の想定訓練ということもあり、実習生一同、いつも以上に気合を入れて訓練に臨みました。私は、防水班としてガソリンポンプや水中ポンプその他の排水設備の準備等を行いました。今まで行ってきた訓練での経験や復習をもとにスムーズに作業を行うことができました。専攻科を修了して現場に出れば指揮者として様々な作業を指揮しなければならない立場となります。遠洋航海もあと2週間と少ししか残されていませんが、より多くのことを身に付け実習を実りあるものにしていく所存です。
 (航海科 髙山 裕介 実習生)

 私は、今回の想定訓練では船橋内で保船作業や総指揮の補佐にあたる配置でした。浸水量の計算法など事前に十分な予習をして臨んだのですが、浸水量の計算よりも、刻々と変化する船内の状況を時系列にまとめる作業の重要性を再認識すると共に、まだまだ準備や考えが足りていない点があることに気づきました。次の部署訓練は、もう現場に出てからしかありません。現場では今まで実習を行ってきた船務以外にも海上保安官としての業務に関わる訓練もたくさん行われます。今回の訓練で得た反省をしっかりと整理して、自分の技術として身に付けて現場に出たいと思います。
 (航海科 篠原 衛 実習生)


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