ここから本文

第61期こじまだより第15号 「想定訓練(防水部署)」

日時 平成27年6月23日(火曜日)
場所 スペイン南東沖(北緯37°14′ 東経000°32′)
天候 晴れ 気温 24.0℃ 湿度 83% 風向 西南西 風速 6m/s


机上訓練を行う実習生
机上訓練を行う実習生

排水のためのガソリンポンプを搬送する実習生
排水のためのガソリンポンプを搬送する実習生

防水箱等の防水キットの取り扱い説明を行う実習生
防水箱等の防水キットの取り扱い説明を行う実習生

応急破口修理を行う実習生
応急破口修理を行う実習生

 私たちは、マルセイユに向け航海を継続する中、0度の子午線を通過し、ようやく「西経」から日本と同じ「東経」に入りました。本日こじまでは、防水部署の想定訓練を行いました。今回の想定訓練は、漂流物が本船に激突して船体に破口が生じ、船内に海水が浸水する状況に対し、どのように対応するかという想定訓練でした。船舶においては、小さな破口であってもそれが大きな海難へと繋がってしまいます。浸水を止めるため防水箱を押しつけて破口を応急修理する者、ポンプで排水する者と、実習生総員が役割を担い、それぞれの持ち場で、指揮をとり、現状から判断を下すことで、現場で必要となる力を養うことができました。
 本航海も折り返しを迎えました。残りの訓練一つ一つを大切にし、現場においても臨機応変に対応できる基礎能力を向上させたいと思います。
 

実習生のコメント

 私は想定訓練において、船橋で航海当直に配置しておりました。実際に船体に破口が生じた場合、破口を修理することも大事ですが、それに加えて浸水量を減らすために針路、速力等を考えることも必要です。また、他船に対して支援を要請することや、自船が浸水量を減らすための操船をしていることを周囲の船舶に伝え、衝突などの二次災害を避けることも重要です。今回事前に想定できていたことに対しては実習生間で連携をとり、うまく対応できていましたが、当日の気象海象に適した操船という面では課題が残り、的確な状況判断の難しさを痛感しました。
 実際の現場で発生する様々な場面に備え、的確な判断が下せるように今後も様々な経験を積み、知識を身につけていきたいと思います。
 (航海科 山下 晃典 実習生)


 私は今回の想定訓練において総指揮付配置でした。総指揮付の役割とは総指揮の補佐であり、主に総指揮と現場指揮の間の情報のやり取りを行います。その際に、膨大な情報量をいかに効率よく処理していくかというのが総指揮付の課題の1つとなります。今回の訓練では、今までの訓練での反省を活かし、1つのやり方に固執せずに柔軟に対応することを目標に行いました。実際には思うようにいかず、間違った情報に気づかずにそのまま訓練を進めてしまったり、報告されてくる情報を整理できなかったり等課題が残る点も多々ありましたが、情報を効率よく処理することの難しさや、効率よく処理するために必要なことは何かを学ぶことができました。
 本航海も後半に入り、残る訓練の一つ一つを大切にし、多くの知識を身に着けていきたいと思います。
 (航海科 苅屋 直樹 実習生)


 今回の想定訓練で私は機関制御室配置として、機関制御室にて情報の処理や各種機械の制御を担当しました。訓練では機関制御室から総指揮への報告や排水ポンプの起動など、ある程度の流れを押さえることはできましたが、訓練後の検討会では、浸水による船の傾きを把握して船橋に報告するなど、機関制御室でももっと船全体の情報を積極的に把握して行動すべきだったなど、反省点がいくつか出てきました。今回の反省点をしっかり把握し、次の訓練に活かしていきたいと思います。
 (機関科 石谷 一大 実習生)



このウィンドウを閉じる