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第60期こじまだより第14号 星を見る会

日時 平成26年6月26日(木曜日)
場所 大西洋上(北緯35-43.4 西経008-18.0)
天候 快晴  気温 20.0℃  湿度 81%  風向 北西  風速 6m/s


夕焼けを望む
夕焼けを望む
星当てクイズ
星当てクイズ

 練習船こじまはニューヨークを出港し、三大洋の一つである「大西洋」をイタリアに向け航行中です。 出港の翌日からは、専攻している科とは別の科の業務を実習する転科実習が始まりました。 今までの実習とは勝手が違うため、戸惑いつつも、船全体をトータルで理解すべく奮闘しました。
 転科実習最終日である6月26日には、周囲に人工的な明かりの一切ない大海原に広がる夏の星空を観察すべく、星を見る会が開催されました。
 ここ数日間はどんよりとした曇天で、当日朝には雨が降っていましたが、昼過ぎからは天候が回復し、日の沈むころには非常な好天に恵まれました。
 日没後は、実習生の企画による星空解説や星に関するクイズ、LEDを用いた星座標本の展示等が行われました。 乗組員及び実習生は、これまでの航海で船位の計算にも用いてきた天体に関する知識を深めつつ、互いに親睦を深めるよい機会となりました。
 (頭書:通信科 芦達 和優 実習生)

(航海科 仲田 信之介 実習生)
 ニューヨークを出港し10日ほど経った本日は、「星を見る会」が行われました。 長い航海の中、乗組員や実習生が息抜きできる数少ない機会の一つであるこの会で、私たちは数えきれないほどの星を見ることができました。 また、よい天気の中、会の始まりが日没時と重なったため、グリーンフラッシュという珍しい現象が観測できるのではないかという期待が高まりました。
 グリーンフラッシュとは、太陽が水平線に完全に沈む瞬間、その付近が緑色に光る現象です。 太陽の沈む水平線上に雲がないなど、発生の条件が厳しく、船乗りでも一生に一度も見ることができない可能性もあるとのことです。 結局、今回はグリーンフラッシュを観測することはできませんでしたが、いつか見ることができるように願いつつ、今後の実習に励んでいきたいと思います。

(航海科 岩田 龍成 実習生)
 呉を出港してから約1ヶ月半が過ぎ、遠洋航海の航程も半分を過ぎました。 転科実習では普段より慌ただしく過ごしましたが、まもなく大西洋を抜け、地中海に入ろうとしています。 日本では見ることができないパノラマは、異国情趣たっぷりで、これから入港するイタリアへの期待に胸が高鳴ります。
 星を見る会は、それまでの淀んだ天気が一変し、快晴の中で開催されました。 日没で太陽が水平線に沈む時に一瞬見えるグリーンフラッシュと呼ばれる現象は見えませんでしたが、 陸上ではなかなか見られない綺麗な星空を見ることができ、日頃のストレスを癒やすとともに、遠洋航海におけるよい思い出の一つとなりました。 満天の星空からもらったパワーで、今後も実習や訓練等に精力的に取り組んでいきたいと思います。


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