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第59期こじまだより第27号 防火部署訓練Ⅱ

日時 平成25年7月19日(金曜日)
場所 インド洋
天候 曇り  気温 30 ℃  湿度 56 %  風向 南西  風速 1.5m/s


船橋にて救助計画を練る実習生  本日は、2回目の防火部署訓練を行いました。今回の訓練は、機関室にて火災が発生したため、防火隊を編成し消火に向かい、消火活動を行うという想定でした。後部甲板を機関室に見立て、資器材準備から実際に放水するまでの一連の作業を行いました。30℃という気温の中、防火衣とライフゼムを装備しながらの放水は、想像を絶する暑さでの活動でした。実際の火災現場はもっと過酷ですが、それに近い状況を体験でき、作業の厳しさを学ぶとともに、体力も必要であることが分かりました。現場での作業を安全に確実に行うためには、情報伝達をスムーズにかつ正確に行う必要があり、訓練を通して情報を伝達し共有することがいかに難しいのかを知ることができた良い機会となりました。
 訓練も残すところあと1回となりました。今回の訓練での反省点をしっかりと改善し、さらに実りある訓練となるよう頑張っていきます。

実習生のコメント

消火活動を行う実習生 (航海科 大政 辰也 実習生)
 今回は、これまで防火部署訓練で得た知識経験をより実践的な想定の下で生かすことができるか、自身の能力を計る良い訓練となりました。
 機関室で発生した火災に対し、船橋で当直をしている者として、総員に何を周知し、現場で消火活動している者にどのような指示を与えるべきか。状況を正しく把握し、迅速に判断することの難しさを改めて実感しました。船橋と火災現場である機関室は全く異なる空間であることから、現場の視界や行動範囲、ボンベの残圧など、現場の状況をイメージすることが難しく、指示や状況を的確に伝えられませんでした。
 現場赴任も近くなりましたが、これまでの訓練の反省を活かし、指揮者はどのように行動し、判断を下すべきなのか考えながら残りの航海を過ごしていこうと思います。

(国際航海実習課程 太田 賢作 研修生)
 私は船橋配置として訓練に参加しました。船橋には総指揮が置かれ、船内状況の把握、船内全体への指示連絡、時系列の記録という、司令塔としての役割を果たしました。船橋と現場という、互いに状況が把握できない環境において、いかに状況を把握していくか「情報の共有、整理、伝達、指揮系統の確立」という能力を求める訓練でした。
 2回目の防火部署訓練ということもあり、現場と船橋において各人がそれぞれの役割を理解し、実行できていたと思います。しかし、情報の共有という点において、わずかな言葉遣いの違いで錯誤が生じてしまう等、課題も残りました。
 遠洋航海も残り3週間となりましたが、実習の中に一つでも多くの課題を見つけ、それを着実にクリアしていけるよう、意識を高め、残りの実習も有意義なものにしていきたいです。


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