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第59期こじまだより第23号 スエズ運河通航

日時 平成25年7月8日(月曜日)
場所 スエズ運河
天候 晴れ  気温 25.1 ℃  湿度 65 %  風向 北北西  風速 2.0m/s



スエズ運河を通航する練習船こじま
スエズ運河を通航する練習船こじま

こじまと並走し警備を実施するエジプト軍トラック
こじまと並走し警備を実施するエジプト軍トラック

スエズ運河通航時にパイロットの指示を受け対応する実習生
スエズ運河通航時にパイロットの指示を受け対応する実習生

 本日午前2時頃から約12時間をかけて、こじまは、スエズ運河を無事通航し、地中海から紅海・インド洋へとその舞台を移しました。スエズ運河は、フランス人レセップスの発起により、1869年に開通した全長162.5キロメートル、幅160~200メートル、水深14.5メートルの地中海と紅海を結ぶ水平式海洋運河です。毎日定時に予め編成された南航船団と北航船団が地中海側のポートサイド港と紅海側のスエズ港を出発し、狭い運河内で行き会わないように途中の湖で行き会う形で運用されています。
 実習生は、パナマ運河に引き続きスエズ運河の壮大な光景や船舶の通航実態を目に焼き付け、運河通航の複雑な手続きや航法などを経験し、その重要性を実感しました。また、スエズ運河内は、現在の悪化するエジプト政治情勢を受け、エジプト軍による厳重な警備下にあり、緊迫した状況を目の当たりにしました。こじまは引き続き、海賊が多発し緊迫しているアデン湾周辺海域を通航しますが、緊張感を持ち、再度気を引き締め、残り一か月の実習が実り多きものとなるよう、同期と切磋琢磨し頑張りたいと思います。

実習生のコメント

(航海科 角田 陽祐 実習生)
 本日、無事に海上交通の要衝であるスエズ運河を通航しました。砂漠と砂漠の間に築かれ、畔に異国情緒あふれる建物が並ぶスエズ運河は、同じく海上交通の要衝であるパナマ運河通航時とは、違った印象を受けました。
 今回、こじまは、複数の船舶からなる船団の先頭である一番船として航行しました。船団には、他国の潜水艦や国内航海実習で見かけたことのあるファンネルマークがペイントされた日本関係船舶をはじめ、世界各国の海運会社が運航する大小さまざまな船舶がありました。改めてスエズ運河が、海上貿易で担う役割の重要性を実感しました。

(機関科 吉永 聖 実習生)
 機関科の作業のため機関室に潜っていた私が、機関室の暑さから一時スエズ運河の見学を兼ねて甲板上に出ると、そこにはエジプトの砂漠が一面に広がっていました。普段は外の景色が見えない機関室で実習を行っていますが、改めてこじまが世界を回っていることを実感することができました。
 周囲が砂漠に囲まれたスエズ運河は、地中海と紅海を繋ぐアジアとヨーロッパの海運の要衝になっています。パナマ運河通航に続きスエズ運河通航という貴重な経験をすることができ嬉しく思います。


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