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第59期こじまだより第22号 人命救助部署訓練

日時 平成25年7月5日(金曜日)
場所 ギリシャ南方沖
天候 快晴   気温 23 ℃  湿度 83 %  風向 北西  風速 3.0m/s




傷病者を搬送する実習生
傷病者を搬送する実習生



落水者に見立てたブイを作業艇から救助する実習生
落水者に見立てたブイを作業艇から救助する実習生



 コバルトブルーに輝くギリシャ沖の地中海において、本日、人命救助部署訓練を行いました。この訓練は、船内で行方不明となった実習生を捜索し、負傷した状態で発見された実習生を救助するものと、捜索に向かった実習生が海中転落しそれを救助するというほぼ同時に発生した2つの事故を想定したものです。実習生は、連携して船内のあらゆる場所の捜索を行い、負傷者に扮した実習生を発見し、今までに習得した搬送術で安全かつスピーディーに搬送して応急手当等の救助活動を行いました。海中転落に対しては、実際にこじまを操船し、海中に投げ込んだ落水者に見立てたブイに近づいたうえで、搭載している作業艇を降ろして救助活動を行いました。実際の救助現場では、気象海象が悪い中での活動が多く、そのような厳しい環境下での捜索や救助活動は、より高度な技術、冷静な判断、迅速な対応が必要です。今回の訓練は、基本に忠実に行った訓練でしたが、その上で能力を高めていくことや安全に迅速に行える技術、注意力、集中力の大切さを感じとりました。これらのことをよく自覚し、更なる人命救助に関する知識・技能の習得に努めていきたいと思います。

実習生のコメント

(航海科 岡村 祥 実習生)
 今回の訓練は想定訓練でしたが、実習生全員が目の前の要救助者を救うという強い気持ちを持っていたので、自然と声も出て非常に引き締まった訓練となり、レベルアップにつながる良い訓練になりました。一方で、反省すべき点もありました。これらの反省点は残された想定訓練の中で活かし、更なるレベルアップのために精進したいと思います。

(国際航海実習課程 藤森 大輝 研修生)
 今回の訓練は、本船に乗船している医務官も、傷病者への初期対応を行う際の医療機関という立場で参加して頂き、よりリアリティーのある訓練となりました。実習生は、入念な打合せの下、想像力を働かせ、各々が正しいと信じることを的確に行うつもりで臨みました。気温も上がり汗ばむ日差しの中、皆が大声を張り上げしっかり自分の力を発揮することで、各々少しずつではありますが、声や所作をはじめ、規律、判断に至るまで、指揮官としての統率力向上に向けた課題が見えてきたのではと感じました。


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