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第59期こじまだより第21号 防水部署訓練

日時 平成25年7月3日(水曜日)
場所 イタリア サルデーニャ島南方沖
天候 晴れ  気温 21 ℃  湿度 92 %  風向 北東  風速 6.0m/s


実際に海水が浸水している破口を修理している実習生  美しい街並みのマルセイユを出港し、訓練モードに気持ちを切り替え、本日、防水部署訓練を実施しました。今回の防水部署訓練は、こじまが座礁して、船体に穴が開き、浸水する状況に対してどう対処するかという想定訓練でした。海上を移動する船舶にとって、小さい破口であってもそれが大きな海難へと繋がってしまいます。実習生は、ガソリンポンプ(ガソリンエンジンで駆動する可搬型ポンプ)を実際に使用し海水を汲み上げ排出する作業や、木等の資材を利用して破口をふさぐ防水作業を行い、想像する現場の状況に応じ、工夫をしながら対応しました。訓練は、浸水事故における指揮者としてのあり方や船が浸水した場合の対処について学ぶよい機会となりましたが、反省事項も多くありました。残された約1ヶ月間の実習を通して訓練での反省事項を一つ一つ解決し、実際の現場において臨機応変に対応できるよう基礎能力を向上させたいと思います。

実習生のコメント

船内において破口修理をしている実習生 (航海科 橋詰 崇臣 実習生)
 想定訓練において私は、浸水区画の排水作業を行いました。訓練想定の中で事前に想像できた状況に対しては実習生間で連携をとり、適切に対応することができましたが、想像できなかった状況に対しては時間や労力を浪費する結果となってしまいました。刻一刻と迫る沈没の危険をすべて想定することは現実的ではありませんが、船体構造や防水の仕組みを深く理解することが臨機応変な対応をとるために必要であることを学びました。今後も行われる様々な訓練に備え、必要に迫られる前に様々な知識や技能を磨いていければと思います。

(機関科 溝端 大貴 実習生)
 私は、浸水箇所において破口修理を行いました。資機材を利用した破口修理作業は初めてであり、今日はそれを経験するいい機会となりました。お互いに知恵を出し合い、一人では思いつかないような修理方法を考案するなど、班長の指揮の下でスムーズに修理作業を行うことができました。チームワーク、的確な状況判断と作業の大切さを学ぶことができました。私たちは、現場に赴任すると士官として訓練立案等を行う重要な役割も担うことになります。先を見据え、限られた機会を有効に活用し、少しでも知識と技能の習得ができるよう日々努力していきたいと思います。


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