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第59期こじまだより第12号 パナマ運河通航

日時 平成25年6月4日(火曜日)
場所 北緯09度12.4分 西経79度54.8分
天候 晴れ   気温 26.5 ℃  湿度 85 %  風向 北  風速 1.0m/s


パナマ運河を通航する練習船こじま
パナマ運河を通航する練習船こじま
パナマ運河通航時にパイロットの指示を受け対応する実習生
パナマ運河通航時にパイロットの指示を受け対応する実習生

 6月4日午後7時頃から約8時間をかけて、練習船「こじま」は、パナマ運河を通過し、太平洋からカリブ海・大西洋へとその舞台を移しました。パナマ運河には、太平洋側とカリブ海側にそれぞれ巨大な水門で構成された3つの堰が設けられています。これらの堰は水門に水を出し入れすることで、海面から船舶を海抜26メートルの高さにあるガツン湖まで引き上げ、船舶が反対側に着くと、海面まで降ろすという「水のエレベーター」の役割を果たしています。パナマ運河は、年間約1万4000隻以上の船舶が行き交う重要な交通の要衝である一方、その通航にあたっては、パナマ運河当局などへの煩雑な手続き、水先人の乗船、特異な航法への対応が必要です。
 実習生は、このパナマ運河の壮大な光景を目に焼き付け、ここでの手続きや航法などを経験するとともに、その重要性を実感しました。呉を出港して約一か月が過ぎ、遠洋航海での一つの節目を乗り越えましたが、残り約2カ月の航海も頑張りたいと思います。

実習生のコメント

(航海科 増岡 和明 実習生)
 太平洋を横断するために重要な交通ルートとされているパナマ運河に到着しました。事前に実習生で、パナマ運河完成に至るまでの困難な歴史や構造を学んでから、通航したのでパナマ運河のありがたみを肌で感じました。3段階の水のエレベーターによる船舶の上下は、1段階につき時間が6分程度しかかからず、想像をはるかに上回り、圧巻の速さでした。今回パナマ運河を通航し、太平洋を横断、大西洋へ進出するという貴重な経験をすることができました。次なる寄港地のニューヨークへの期待とともに、これからの航海実習に励みたいと思います。

(機関科 荒堀 紀美恵 実習生)
 パナマ運河では、昼間に大型の商船、夜間に比較的小型の商船を通航させます。こじまは夜間の通航となるため、前日にパナマ運河手前の位置に仮泊しました。その間多数の船舶が本船と同様に通航まで待機しているのを見て、その数にパナマ運河の重要性を感じました。また、学生時代、毎年先輩方のパナマ運河通航の知らせに胸を躍らせていました。パナマ運河の通航は私にとって、遠洋航海の魅力の一つでした。自身がパナマ運河通航を無事に成し遂げられたことに感激すると同時にまさに世界一周しているということを実感することができました。


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