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第58期こじまだより第24号 スエズ運河通航

日時 平成24年7月13日(金曜日)
場所 北緯29度25.5分 東経032度36.4分
天候 晴れ   気温 34.0 ℃  湿度 43 %  風向 北西  風速 3.0m/s


日本の支援によって建設された友好の架け橋
日本の支援によって建設された友好の架け橋
運河の途中にある湖を航行する船団
運河の途中にある湖を航行する船団

 こじまは、現地時間の7月13日午前2時頃から約14時間をかけて、スエズ運河を通過しました。
 私たちの乗船実習の舞台は地中海からスエズ運河を経て、いよいよ紅海、インド洋へと移ります。
 本実習において運河の通航は、先月のパナマ運河に続いて2回目となりますが、一言に運河といっても、その通航方式は大きく異なります。
 パナマ運河は閘門という水門を利用して船を標高の高い位置に移動し船がすれ違うことができる区間があり、比較的スムーズに通航できる印象でした。
 スエズ運河は川のように平坦ですが狭いため、船は一方通行しかできず、運河を北上する船団と南下する船団を構成し、運河の途中にある湖ですれ違う形となっており、通航に多少時間がかかるなどパナマ運河との違いがわかりました。
 パナマ運河より多い年間28000隻以上の船舶が通航するスエズ運河を実際に通航し、地理的にも地政学的にもヨーロッパからアジアを結ぶ重要な通航路であることを実感しました。
 この世界一周の遠洋航海で二つの運河を見られたことは、海のプロになる実習生にとって貴重な経験となりました。
 こじまはこれから海賊の多発する海域や荒天が予想されるインド洋へと向かいますが、より一層気を引き締めて、実習に励んでいきたいと思います。

実習生のコメント

(航海科 小林 拓司 実習生)
 今回のスエズ運河通航で私は錨地における仮泊作業の船橋指揮に加え、航海当直に携わりました。
 一生の内にあと何回通ることができるかわからないこの名立たる運河を操船できたことは将来の航海士として非常に良い経験となりました。
 これからの実習においても紅海、インド洋、マラッカ・シンガポール海峡など、多くの海域を航海できるのが楽しみです。
 沢山の経験を積み、一回りも二回りも成長して日本に帰りたいと思います。


(通信科 深川 真由美 実習生)
 緑の茂るパナマ運河と比べ、見渡す限り砂漠の広がるスエズ運河を目の前にして、ようやくアフリカ大陸まで来たのだと実感することができました。
 またスエズ運河通航途中に日本の支援によって建設されたという橋を見ました。
 これを見て私は、日本からはるか遠く離れたエジプトに根付いた、日本の国際協力に対する姿勢に誇りに感じました。
 スエズ運河通航を終え、これから荒天の予想されるインド洋を航行することになりますが、今まで培ってきた強靭な精神力と体力で、船酔いにも負けることなく、より一層実り多き実習になるよう励みたいと思います。




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