学校案内

大学ニュース(平成29年度)

平成29年度遠泳訓練~3年ぶりに完泳率100%達成

 7月19日(水)、海上保安大学校前面海域にて本科1、2、4学年計157名(うち女子24名)による遠泳訓練を実施しました。
 遠泳訓練は、海上保安大学校の前面海域に一周約0.5マイルになるようにブイを4箇所設置し、そのブイを編隊泳法で時計周りに周回するもので、5マイル(約9.2km)班は10周、3マイル(約5.5km)班は6周周回するものです。
 1学年の中には泳ぐこと自体ままならなかった者も多くいましたが、遠泳訓練本番に向け学生たちは、プールでの自主練習や、遠泳訓練よりも短い距離で泳ぐ事前遠泳訓練を7月7日から7月18日まで計7回実施するなど「遠泳訓練全員完泳」を目標に努力した結果、日を追うごとに成長の跡が見てとれるようになっていきました。
 訓練当日は、4学年から選出された指導学生を中心に声掛けを行い、班員同士、バディ同士で励まし合いながら訓練に臨み、訓練開始から6時間32分後、最後の班が完泳し、平成26年度以来、3年ぶりに完泳率100%を達成することができました。
 海から上がった学生は、安堵感とともに達成感に満ち溢れ、先に上陸した学生の作った花道を満面の笑みで通っていきました。

【以下、学生のコメント】

 今年度私は主任指導学生と言う立場で遠泳訓練に参加しました。指導学生としての目標は、自身の完泳は当然のこと、班全体の状況を確認するとともに規律維持及び士気向上を図り、全班員での完泳を目指すというものです。この目標を達成するため、事前遠泳訓練以前より、泳力に不安があると感じる学生を対象にプールでの補習を行い、泳力の向上に努めてまいりました。補習初回では辛そうに泳いでいた学生も、回を重ねるごとに成長し、他の学生を励ます等、少し余裕をもって泳げるようになり、遠泳訓練本番では誰一人脱落者を出すことなく、全員泳ぎ切ることができました。本訓練を通じて成長した下級生の姿を頼もしく思うと共に、自らも初心に帰ることができ、非常に実りある訓練になったと思います。
 来年度以降も全員で完泳できるよう、本年度得た反省を下級生にしっかりと引き継いでいきます。

本科第4学年 大﨑 智也  


 今回の遠泳訓練では5マイル完泳を目標とし、訓練に参加しました。昨年、3マイルを完泳しましたが、今回は5マイルと距離が増え完泳できるのか少し不安な面がありました。遠泳訓練本番までの7日間の事前遠泳訓練で毎日少しずつ距離を伸ばし、本番を迎えました。遠泳訓練当日、海は穏やかで波はありませんでしたが、海水は冷たく私にとっては厳しいコンディションでした。冷たさで体力を消耗し、後半はかなりきつく感じましたが、指導教官や指導学生、同期の励ましの声を受け、無事5マイルを完泳することができました。周囲のサポートが無ければ、完泳できなかったかもしれないと感じました。
 また、事前遠泳訓練、遠泳訓練を通して潮流の影響や、初めは海が穏やかでも時間が経てば波が出てくるなど、海で泳いで学んだ事もありました。今回の遠泳訓練で得た経験を、これからの大学校生活に生かしていきます。

本科第2学年 榎本 晃久  


 私たち1学年にとって、遠泳訓練は初めてであり、3マイルという距離は未知でした。当初、泳げない者も多く、私もその内の一人でしたが、日々の授業や上級生による補習などにより、何とか泳げるようになりました。どのように泳げば体力の消費が少ないのか、速く泳げるのか等、自ら試行錯誤し、時には同期や上級生、教官の方々に聞くことで問題を解決していきました。授業や訓練等で苦しくて諦めてしまいそうになることもありましたが、その際には同期が励ましてくれ、また、同期が苦しんでいる時は声をかけるなど、同期同士で助け合い、励まし合うことで3マイルを完泳することができました。
 次回は5マイルとなり、今回よりも長く、さらに厳しい訓練になると思いますが、遠泳訓練で学んだ同期の大切さ等を胸に、全員で完泳します。

本科第1学年 藤田 欣己  




入水する様子

編隊泳法でブイを周回する様子

給水前のバディ確認の様子

上陸後花道を通る様子