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大学ニュース(平成27年度)

平成27年度遠泳訓練


 7月22日(水)、本科1、2、4学年による遠泳訓練を、海上保安大学校前面海域にて実施しました。
 遠泳訓練は、学生を泳力によって早く泳ぐA班、ゆっくり泳ぐB班に分け、1学年が3海里(約5.5キロメートル)、2、4学年が5海里(約9.2キロメートル)を泳ぎます。
 1学年は水泳の授業にて編隊泳法を学び、またその他の学年にあっても本校の潜水プールで練習を行うなどして、それぞれが完泳するために努力し、7日間の海又は潜水プールでの事前遠泳訓練を経たのち、遠泳訓練を迎えました。
 遠泳訓練当日は、あまり天候が優れず、途中で何度か雨が降ることもありましたが、指導学生を中心に声掛けを行い、班員同士で励まし合いながら訓練に臨み、4学年から選出された指導学生の指導の下、全員が完泳することを目指しました。
 遠泳訓練の結果は、訓練参加者143名中131名完泳と、全員が完泳とはなりませんでしたが、完泳した学生の顔は達成感に満ちていました。


 以下は訓練に参加した学生のコメントです。


本科4学年Ⅰ群 土井 滉輝  

 今年度の遠泳訓練では私は3B班の主任指導学生として訓練に参加しました。約1週間前より事前遠泳訓練として海上、プールでの訓練を行い、本番の遠泳訓練に挑みました。3B班はほとんどが1学年で構成されており、中には泳げない者もおりましたが、事前遠泳訓練、訓練後の水泳の補習を通じて全員が完泳を目指して、必死に訓練を行いました。
 訓練当日は、前日からの雨もあり気温・水温ともに低く、また波が高いという決していいとは言えないコンディションでしたが、指導学生、班員ともに気合を入れて訓練に挑みました。1学年にとっては初めて泳ぐ距離であり、また低体温でリタイアする者がいる中、指導学生・班員は「絶対に3海里泳ぎ切る」という強い意志を持ち、最後まで泳ぎ切りました。
 私は班主任指導学生として、編隊泳法の指導だけでなく、班員の体調管理や士気向上など多くの点に気を配りながら、訓練を行いました。この訓練で私は、遠泳訓練でしか経験できない多くのことを学ぶことができました。この経験を活かし、これからの寮生活や訓練に生かしていきたいと思います。


本科1学年 高木 淳  

 今回の遠泳訓練に於いて、私が3海里を完泳出来たのは、熱意をもって指導して下さった教官や上級生の方々をはじめ、共に技術を高めあった同期の存在があったからです。
 私は、泳ぐことが苦手で、初めての編隊泳法や海での訓練では、教官方や指導学生に助けられながら、どうにか泳いでいる状況でした。しかし、同期内で積極的に最低限の力で泳ぐ方法を教えあっていき、それを徐々に習得していくことで、泳ぐことができる距離も日に日に増え、同時に自信が湧いてきました。
 そしてむかえた遠泳訓練当日、波が高いということもあり、多少の不安を抱えましたが、無事完泳することが出来ました。
 私は、今回の遠泳訓練で完泳すること以上に大切なものを得ました。それは、教官方や上級生、同期との絆がより強まったという事です。海上保安官になるうえで、この信頼関係は、非常に大事になってくると思います。これからも、この絆を大切に日々の寮生活を送っていきます。


本科1学年 伏見 真凛  

 私は泳ぐことが苦手で、プールにおける水泳の授業の初回では50mを泳ぐことも出来ませんでした。水泳の授業で基本的な平泳ぎの泳法を教官方から教えていただくところから始め、3海里という長い距離を泳ぐことなど想像もできない状態からのスタートでした。しかし、教官方や指導学生に丁寧に教えていただくことで回を重ねるごとに泳げる距離が伸びていることが実感出来ました。
 遠泳訓練本番では波や海水による目の痛みに本当に完泳出来るのかと不安になった瞬間もありましたが、同期に励まされたり励ましたりすることで「絶対に泳ぎ切る」という気持ちを持ち、1人では到底泳げなかった距離も周りの皆の声によって乗り越えることが出来ました。私が遠泳を泳ぐにあたり支えてくれた同期、補習をしてくださった指導学生、見守ってくださった教官方には感謝の気持ちで一杯です。
 来年は5海里と更に長い距離になりますが、同期と共に完泳を目指し訓練に臨む所存です。


最後の班の上陸を出向かえる学生 訓練中の様子(1)

訓練中の様子(2) 順番に入水する学生 拍手で上陸する学生を迎える様子