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大学ニュース(平成26年度)

平成26年度本科第3学年帆走巡航

 8月26日から8月28日までの3日間、本科第62期49名(うち女子学生9名)が帆走巡航を実施しました。
 本訓練は、乗船実習前に恒例で行われるもので、帆走(帆を用いて風の力で艇を進めること)による端艇の航海実習を通じて、慣海性及び協調性を涵養、 端艇運航法の修得及び気力・体力の錬成を図るとともに、学生自身で計画を立案することにより、自主性及び管理能力も涵養することを目的としたものです。

【事前準備】8月25日
 出発前日、艇の艤装(船艇を、航海ができるように装備を施すこと)を行いました。 1学年の際に1度端艇巡航を行っていることや、夏季休暇中に行われる有志巡航に参加したことがある者が多数いたことから、艤装はスムーズに行われました。

【帆走巡航】8月26日~8月28日
 初日は在校生に見守られながら大学校を出発。天気はあまり優れなかったものの、良く風が吹き、帆走によりかなりの距離を進むことが出来ました。 約22.2kmの行程を経て、全ての艇が予定時間よりも早く安芸絵の島に到着しました。
 2日目は朝7時に島を出発。約29.3kmの距離を進み、江田島市の長浜に到着しました。 この日は、帆走だけでなくとう漕(櫂を用いて艇を進めること)で大部分の距離を進みました。 そのため島に着く頃には、学生には疲れも見られましたが、上陸すると途端に元気になり、各人が充実した時間を過ごしました。
 3日目は朝8時に出発し、昼過ぎには全艇が大学校に到着しました。 乗船実習のスタートにふさわしい、非常に内容の濃い実習となりました。

出港前 学生の見送り とう漕中①


【学生のコメント】

本科3学年Ⅰ群 深浦勝紀

 私は、このたび行われた第3学年端艇帆走実習の総取りまとめ役を勤めました。 全体を取りまとめるという重要かつ責任の大きな役割を担うにあたり、私は教官方のご支援のありがたみを強く実感しました。 実習が多くの教官方の支援尽力のもとで成り立っていることを肌で感じ、実習を行う学生自身の心構えの在り方を改めて考える良い機会となりました。 また、実習内容を総合的に把握することができ、実習の円滑な進行につながったと思います。 この経験を今後の学生生活に活かしていきたいと思います。

本科3学年Ⅰ群 島田 佳奈

 今回の帆走巡航と、1学年の際の巡航との大きな違いは、帆走法を用いた点、艇長・艇指揮を中心に自分たちで作業を行っていた点だと思います。 途中で、風が止みとう漕で進めなければならないこともあり、疲労等も見受けられましたが、各個人がやるべき事を考え、役割分担し協力しスムーズに進めることができたと思います。 この帆走巡航の後には、いよいよ乗船実習が始まります。 初めての経験で、わからない事が多く、同期同士で助け合わなければならない場面が多々あると思いますが、今回の訓練を生かし、協力しあい、実りある実習になるよう頑張っていきたいと思います。

本科3学年Ⅱ群 瀧川 直矢

 私は、この3日間の帆走巡航を通して、改めて同期の大切さを学びました。 乗船実習では、3か月間同期のみでの生活となります。 初めての乗船実習で、自分のみならず同期全員が多くの壁にぶつかることと思います。 帆走巡航では、風を上手に使うことが出来ず、苛立ちを覚えることもありましたが、同期一丸となって声を掛けながら乗り切ることが出来ました。 時に諍い合い、そして理解し合いを繰り返したからこそ、全員が笑顔で帆走巡航を終えることが出来たのだと思います。  これらの経験を活かし、この後の乗船実習も笑顔で乗り切りたいです。

帆走中 とう漕中② 入港中

本科3学年Ⅱ群 大城 芳樹

 私は今回の帆走巡航では、2号艇の船長でした。初日は思うように帆走が出来ず、また艇の中での指揮系統が乱れて、艇員を混乱させてしまい、 指揮者として動くことの難しさを痛感しました。
 2日目、3日目は、初日の反省を生かして指揮系統を確立させ、いかに効率よく艇を進められるかを考えながら指示を出した結果、到着予定時間よりもかなり早く、 さらに他の艇よりも労せずして目的地に到着することが出来ました。
 今回の帆走巡航では、同期間での思いやりの大切さを強く実感しました。 普段の生活とは違い不便な部分が多い中、いかに相手のことを考えて行動出来たかが今回の帆走巡航の成功か否かの分かれ目であったと思います。 今回の巡航で得られた経験を、次に控える乗船実習にも活かしていきたいです。

本科3学年Ⅰ群 畑生 昂俊

 私は夏の有志巡航などに参加した経験があるため、帆走巡航は初めてではありませんでしたが、今回の巡航は有志巡航とは違った経験をすることが出来ました。 帆走巡航では同期の新たな一面や、寮生活では見ることのできない同期の得意としていることと苦手としていることの両方を見ることができました。 この経験を次に控える乗船実習に活かし、同期全員との関係を大切に互いに思いやりをもって接したいと思います。

本科3学年Ⅱ群 山名 麻由

 端艇での巡航は、私にとって1学年の時以来2度目の経験でした。 しかし今回は、帆走により艇を動かすという、1学年の時とは大きく異なっている点があり、またそのような経験は今回が初めてであったため、出発する前は漠然とした不安がありました。
 しかし、有志巡航参加経験者やヨット部員が中心となり的確な指示を出してくれ、 各人がそれに応えるようにそれぞれの役割を果たすことが出来たため、今回の帆走巡航は非常に円滑に終えることが出来たように感じます。
 今回の巡航で、同期と協力し合う事の大切さを再確認し、同期がいる頼もしさ、心強さを強く実感することが出来ました。 9月から本格的に始まる乗船実習も、同期全員で協力し合い、全力で取り組みたいと思います。

 
同期との団らん 見張り中の様子