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大学ニュース(平成26年度)

遠泳訓練

 7月23日(水)、本科1、2、4学年の学生131名による遠泳訓練が、海上保安大学校前面海域において実施されました。
 訓練は1学年が3海里(約5.5キロメートル)、2、4学年が5海里(約9.2キロメートル)を泳ぎます。 それぞれの距離を泳力によりA班、B班に分け、4学年の中から選出された指導学生が各班を指揮して完泳を目指します。
 この遠泳訓練に向けて、1学年は6月の中旬からプールで水泳の授業を行い、編隊泳法の修得、泳力の向上を目指しました。 また、2、4学年は7回にわたる事前遠泳訓練で徐々に泳ぐ距離を延ばして本番当日を迎えました。
 本番当日は途中、波が強くなることもありましたが、真夏の日差しが照りつける絶好の訓練日和の中、訓練参加者全員が無事完泳を果たすことができました。



本科4学年 髙山裕介

 5A班の班指導学生として臨んだ今年度の遠泳訓練は、気象・海象ともに訓練を行う上で素晴らしいコンディションに恵まれました。 訓練が後半になるにつれて徐々に班員に疲れが見えてきましたが、バディ同士で声を掛け合い班員全員で完泳しようという気合いが見受けられました。 その甲斐もあって私の班のみならず他班の学生も全員が完泳することができました。
 班指導学生として本訓練では、編隊泳法の指導だけではなく、班員の士気向上、班員の健康状態等様々な点に注意を払いました。 また、訓練開始前に教官との連絡や調整を行い、それを学生に伝達することも私の仕事でした。 最上級生である4学年としての在り方、今後の目指すべき自身の姿を考える良い機会にもなりました。 本訓練で経験した指揮統率能力を、今後の訓練や乗船実習において生かしていく所存です。
 来年度以降も全員完泳を目指し、班指導学生を筆頭に有意義な訓練となるよう後輩たちには頑張ってほしいと思います。


本科2学年 古川悠作

 私は泳ぐことが大変苦手です。昨年度は、水泳の授業で自分の泳力不足を痛感し、3海里を完泳することができるのか非常に不安になっていました。 そんな時に私を助けてくれたのは同期でした。 課業終了後、練習に付き合ってくれたり、訓練中絶えず私に励ましの声をかけてくれたりと、同期がいなければ3海里を完泳することはできなかったと思います。
 2学年となった今年の遠泳訓練の距離は5海里であり、事前遠泳訓練は何とか完泳できたものの遠泳訓練本番があまりにも長い距離なので、不安な気持ちで一杯でした。
 本番当日はゴールまであと少しの地点で足をつってしまいました。 そのような中でも、指導学生や同期は、私を置いていくことなく、「皆で完泳しよう」と泳ぎを止めて待ってくれ、私も含め全員で完泳することができました。 私1人では5海里という長い距離を完泳することはできなかったと思います。 昨年に引き続き今年の遠泳訓練でも、同期から助けてもらい同期との絆の大切さを再認識しました。
 これから先の訓練や乗船実習、卒業してからも同期で支え合う場面は多々あると思います。 助けられてばかりではなく、自分が支える立場にもなれるよう、苦手な分野は克服し、得意な分野は一層向上させていく所存です。


本科1学年 佐藤祐貴

 プールと異なり、海では身体が浮きやすいものの、目や鼻に海水が入ると染みて痛く、また波があるため顔から海水をかぶることがしばしばありました。 元々、泳ぐのが苦手で体力に自信が無い私にとって、これら悪環境は大変辛く、遠泳訓練本番が不安でなりませんでした。 遠泳訓練では、縦2列に並んで泳ぐ編隊泳法を行うため、先ずはそれを習得し慣れることを目標に、プールでの補習に参加し練習に励みました。
 遠泳訓練当日は今まで泳いだことの無い距離に途中、挫折しそうになりましたが、同期から声を掛けられ、温かい励ましを受けることで、 「何としても3海里を泳ぎ切る」という強い気持ちを持つことができました。
 女性だから、体力がないから、泳ぎが苦手だからという理由で、訓練内容が容易になることはありません。 長い距離を泳ぐために必要なことは「気力」であることを本訓練で実感することができました。 そして、その「気力」を作ってくれたのは同期からの励ましであったことは言うまでもありません。 私が3海里を完泳するに当たって、励ましてくれた同期や指導学生、見捨てずに温かく見守って下さった教官方に感謝の気持ちでいっぱいです。
 来年は5海里を泳ぐことになりますが、本訓練で得た自信を忘れずに訓練に臨む所存です。


 
訓練部長訓示 入水前の1学年 1学年3海里(5.5km)班
  
2学年5海里(9.2km)班 休憩中の様子 総員完泳