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大学ニュース(平成24年度)

本科第1学年1泊2日の端艇とう漕巡航

 平成24年5月30日 本科第1学年端艇とう漕巡航 事前準備

 海上保安大学校では、昭和28年7月に端艇による巡航(以下「端艇巡航」という。)を行って以降、春頃に本科第1学年がとう漕巡航(櫂のみの推力により航海するもの)を、 また、夏頃に第3学年が帆走巡航(主として帆の推力により航海するもの)を行っています。
 本科第1学年が実施する端艇巡航は、とう漕による端艇(全長約9メートル)の航海実習を通じて慣海性と協調性を養うとともに、端艇のとう漕技能の修得、気力体力の錬成を目的に行うものです。
 今年度は、本科第1学年47人(内女子8人)が5月31日から6月1日までの1泊2日の日程で呉市の倉橋島を一周する総航程32.5海里(約60キロメートル)の巡航です。

 本日は、事前準備の日です。学生は、端艇の艤装を行い、寝袋等の必要な物品の積み込みをしています。


【事前準備について】 本科第1学年のコメント

                          本科第1学年 桝本将弘

 私は主計係を担当することになったので、事前に献立を考え、食糧の調達をしました。
 コンロが2つ、炊飯器が1つと限られた調理環境で班員15名が満足できるような食事を提供するために休み時間や自習時間、休日を使ってミーティングをし、今日まで準備をしてきました。
 特に献立については、疲労している身体やスタミナを少しでも回復することができるために肉の量を多くするなどの工夫をしました。
 本番では端艇の授業で培ったこと、ミーティングで話し合ったことを充分に発揮することが出来るよう、明日からの巡航に臨んでいきたいと思います。

                          本科第1学年 池田孟優

 私の班は全員の息を合わせ、一致団結し、カッターをこぐことで、一番に島に着き、一番に海上保安大学校に帰ってきます。
 又、端艇巡航を通して、全員の絆を今まで以上により強固なものにし、寮内の同じ階に住む者として友情を深めたいと思います。
 また、これまでの作業の反省を活かして、時間の無駄をなくし効率的な作業ができればと思います。

                          本科第1学年 柳井佑亮

 私達の班は端艇とう漕巡航で、「基本的なことは確実にやる」を意識して挑んでいこうと思います。
 なぜこのような目標にしたかというと、今回の航海実習を通して協調性・慣海性の涵養、気力・体力の錬成という本来の目的の達成のためには結索や端艇を漕ぐ際の注意、 運用班、航海班、通信・主計班の役割など基礎となる部分を完璧にこなすことが大切だと思ったからです。
 今回の航海実習を充実した訓練にするためにも「基本的なことは確実にやる」を意識してやっていこうと思います。


本科第1学年端艇とう漕巡航の様子 その1

写真をクリックすると大きな画像を見ることができます。

   
   
   
   
   
   
   
   
   



日 時:平成24年5月31日(木)~6月1日(金)
場 所:海上保安大学校(呉市若葉町)~横島(倉橋)~海上保安大学校(倉橋島一周)
参加者:本科第62期 総員47名(うち女子8名)

 1泊2日のとう漕巡航を終えて、学生たちは一回り大きく成長しました。


【端艇巡航を経験して】 本科第1学年のコメント

                          本科第1学年 江戸慎弥

 今回の巡航は最初から最後まで1学年だけでの初めての訓練で、倉橋島を一周し、無人島(横島)で一泊するものでした。
 片道8時間カッターを漕ぎ続けるのはとても大変でした。
 そこで、私が一番感じたのは、同期との絆です。
 きつい時の同期との励まし合いはとても力になり、最高の思い出になりました。
 これから遠泳訓練などきついことがあると思いますが、同期と共に乗り越えていきたいと思います。

                          本科第1学年 畑生昂俊

 私は今回の巡航で艇に乗っている全員を指揮する立場でした。
 この立場に立ったことで物事をスムーズにやり遂げる難しさなど日々の寮生活ではできない多くの経験をすることができ、この経験を今後の寮生活に活かしていきたいと思いました。

                          本科第1学年 千本啓太

 出港前は今までに経験したことがない長距離を漕ぎ続けることができるか不安でしたが、同期16名が協力しあって、無事に2日間漕ぎ続けることができました。
 肉体的に、また精神的に辛くても、積極的に自ら漕ぎ手を交代しに行く姿勢を全員が持ったことが今回の成果につながったのだと思います。
 また、横島での停泊において同期と多くのことをざっくばらんに話せたこともあり、同期間の絆も一層深まったと思います。
 今回の経験をこれからの課業や訓練に活かしていきたいです。

                          本科第1学年 山名麻由

 初めての巡航で、戸惑うことやすぐに行動できなかった場面も多くありましたが、終わってみるととても楽しい巡航でした。
 私たちの班は、少ない人数で漕がなければならなかったのですが、艇員同士で励ましあい気遣いあったことで、無事巡航を成し遂げられたのだと思います。
 この巡航で反省すべき点、学んだ点は数多くありますが、一番大きなことは、同期の大切さを改めて認識できたことです。
 これはこれから先もずっと重要なことだと思います。
 同期のために何かできる自分になりたいと思いました。

                          本科第1学年 堀江大志

 今回の端艇巡航は1学年だけで行われる初めての訓練ということもあり、楽しみもありましたが、少しの不安もありました。
 私たちの艇は人数が少ない中でも声を掛け合い、他の班よりも到着が遅かったですが、楽しく漕ぐことができ良かったです。
 そして、私が巡航で一番強く感じたことは、同期との絆です。
 これからも、同期との絆を大切にして様々な訓練に取り組んでいきたいと思います。

                          本科第1学年 村山博紀

 私は今回の端艇巡航で大きな自信をつけることができました。
 初めてカッターを漕いだ時は20枚漕ぐこともままならない状態でしたが、徐々に漕げる枚数を増やしていき巡航の際には、ほぼ全員がオールを取られることなく、漕ぎ続けることが出来るようになっていました。
 さらに、1学年のみで夜を過ごすということで、日頃話せないようなことを話すことができ、同期の知らなかった一面を知ることができ結束力も強くなりました。
 そしてカッターを漕いでいる際、波の大きさや潮の強さなどを実際に体感することで、海の楽しさや怖さを感じることができ、とてもよい経験をすることが出来ました。
 端艇巡航を通して多くの体験をすることが出来たことや、カッターを漕ぐ技術・海図の見方などを学ぶことが出来たこと、それだけでなく協調性などの人間性などの面も大きく成長出来たと思います。


本科第1学年端艇とう漕巡航の様子 その2

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